レッドロビン(カナメモチ)とは
レッドロビン(カナメモチ)はバラ科カナメモチ属で、生長がとても速い樹木です。
レッドロビンはオオカナメモチとカナメモチを掛け合わした品種で葉の大きさや耐寒性などの違いがあるだけで、同じものとして呼ぶことが多くレッドロビンがカナメモチ属の中で主流として広く流通しています。
- 学名:red-robin
- 英名:Photinia × fraseri
- 科属:バラ科カナメモチ属
- タイプ:常緑/広葉樹
- 樹形:幹立ち
- 樹高:5m~10m
- 開花期: 5月~6月
- 結実期:10~12月
レッドロビン(カナメモチ)の特徴
レッドロビンはお庭を色づかせる綺麗な植木です。和風、洋風のどちらのご自宅にもあう樹木なので頻繁にお庭で見かけます。
- 生育難易度:育てやすい
- 開花習性:習性利用無し
- 花色:白色
- 実色:赤紫
- 適地:関東より西から九州
- 良く育つところ:日なた
- 生長スピード:とても速い
- 害虫:ルリカミキリ、アブラムシ、カイガラムシ
- 積雪:普通
- 乾寒風:普通
- 暑さ:強い
- 潮風:普通
レッドロビンの新芽の特徴
レッドロビン(紅カナメモチ)の特徴はどの植木屋さんでも同じことを言うと思いますが、新しく出る葉っぱが赤い所だと思います。モミジのように紅葉しているように見えるレッドロビンは生垣などで植えられている場合、真っ赤な壁面に変化します。
レッドロビンの生育の特徴
次に特徴的なのは伸びるスピードと樹木の強さです。切っても切っても力強く伸びてくるので生垣として植えるのには相性ぴったりです。
刈込というお手入れをされがちなので、何度も切られている切り口のあたりの枝がどんどん太くなり、ご自身でレッドロビンのお手入れをしている方が壁にぶつかるのは、木を小さくしたい時にノコギリでバッサリ切るということができずにどんどん大きくなるという点があげられます。
ノコギリでバッサリ切っても枯れることがほぼないので、この樹木の強さには驚かされます。
レッドロビン(カナメモチ)の育て方
カナメモチの育て方について説明していきます。
カナメモチはここまで書いてきた通りとても強い木です。しっかりとお手入れしなければ木の大きさに飲み込まれてしまう可能性もあります。
お庭の広さには制限があるのでお手入れはかかせないものになっています。
カナメモチを植える場所
きちんと育てる為には十分なスペースを確保し、日当たりと水はけのよい場所で育てるのがポイントです。日が幹に十分に当たらないと、生育が衰え、葉の色が悪くなってしまいます。また植え付けてから2年間は、土が乾かないよう水を十分に与えてください。
カナメモチに付く害虫
カナメモチに付く害虫で危険な虫は、ルリカミキリです。
ルリカミキリは、カナメモチを枯らす原因となります。
ルリカミキリ
ルリカミキリは春先の4月から幼虫として幹や枝内に発生しています。被害の特徴は繊維状の木くずを出しているのでわかりやすいです。
幼虫としては4月から10月ごろまで発生していて、この中で5月中旬ごろに成虫になっているものもいます。この成虫が幹内に卵を産み数が植えていきます。
薬による防除は成虫を退治するという手段があり、成虫発生時期にスミチオン
幼虫には園芸用キンチョールeを散布して対処を行います。
またカミキリの成虫は薬が効きにくく、目視で発見して捕獲も必要になります。
レッドロビン(カナメモチ)の病気
カナメモチは新芽が出にくくなる病気になります。病名は次の2つです。
- 褐斑病
- ごま色斑点病
これは年々悪化するので、
- ダコニール
- ベンレート
- ベニカXスプレー
これらを使って対処していきましょう。
カナメモチの肥料
カナメモチは非常に強い樹木なので基本的に肥料は必要ありませんが、新芽の色が悪いときに肥料を与えます。
与えすぎが原因の場合は窒素、マンガン(Mn)が多い、足りない場合は硫黄(S)が足りないです。
カナメモチの肥料の時期
カナメモチの肥料を与える時期は2月です。
植木を元気にする方法
上に書いてある育て方をしてもスダジイが元気にならない場合は、庭木の基本的な環境が整っていない可能性があります。詳しいことは違うページに書いていますのでご興味ある方はお読みください。
レッドロビン(カナメモチ)の植栽(植えるとき)について
レッドロビンは生垣として植えられることが多く、植付も他の樹木に比べると用意ですが、根鉢が加工されて出荷されているので支柱の設置は必須です。
レッドロビンを植える時期
マツを植える時期は3月から4月、または9月から10月の時期に植えましょう。
レッドロビンの材料費
レッドロビンを購入する時の材料費(販売価格)は、木の高さが1メートルまでなら3,000~10,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら10,000~20,000円程度。3メートルまでなら20,000~30,000円程度が目安となります。
植木は季節もので、同じ形のものはありません。お値段の変動が激しいので植えたい方は必ず御見積後のご案内になります。
レッドロビンを植える料金
レッドロビンの植える料金は木の高さが1メートルまでなら8,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら15,000円程度。3メートルなら20,000円程度が目安となります。
植木を枯らさずに植える方法はコチラ
上に書いてある植え方をしてもスダジイが元気なく枯れてしまうことがあります。基本的な植え方は下の青いボタンを押してお読みください。
レッドロビン(カナメモチ)のお手入れ
レッドロビンのお手入れ剪定と刈込をおこないます。レッドロビンは剪定の基本を覚えていなくても枯れない強い樹木の一つです。どんどん伸びてきますのでどんどん切りたい箇所を剪定していきましょう。
刈込もどんどん行いましょう。仕上げたい形に刈込鋏を使って切っていきます。
褐斑病とごま色斑点病が見られる場合は剪定は控え、病気を治すことを最優先にしましょう。
レッドロビンのお手入れ回数
レッドロビンは1年に3回お手入れが必要です。
1度は枝の伸びを抑える刈込剪定、残りの2回は太い枝を入れかえる剪定です。
レッドロビンの剪定時期
レッドロビンの剪定時期は次の通りです。
- 4月から5月に新芽の色が緑になったら刈込む
- 6月から7月に切り戻し剪定を行う
- 11月から12月に太い枝の切り戻しを行う
レッドロビンの刈込
レッドロビンの植えてある状態によりますが、どの時期でも深く刈りこんで問題ありません。
レッドロビンの切り戻し剪定
刈込のみ行うと数年かけて枝がどんどん太くなります。
植木屋さんでも大変になるほどなので、ご自身でやる方はもっと大変になると思います。ノコギリとハサミを使って行うので大変な作業ですが、切り戻し剪定をしない期間が長いほど大変になります。
レッドロビンのお手入れするときの注意点
レッドロビンをお手入れする時の注意点は4つあります。
- 切った葉っぱのゴミは綺麗に掃除する
- 斑点がある葉は取る
病気が広がる原因は葉っぱから出た病原菌が土壌にしみ込むことで広がっていきます。葉っぱを綺麗に取ることは植木のお手入れを行う時の基本ですが、やはり大変なのでこれをさぼり気味になってしまいます。
取りにくい場合は下枝を幹そばまで剪定し、掃除をしやすくするのも一つの手段です。
レッドロビンの剪定料金
レッドロビンの剪定料金は木の高さが1メートルまでなら1,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら2,500円程度。3メートルなら5,000円程度が目安となります。
レッドロビンの生垣刈込料金
レッドロビンの剪定料金は木の高さが1メートルで距離が10mなら10,000円程度。 木の高さが2メートルで距離が10mなら18,000円程度。3メートルで距離が10mなら25,000円程度が目安となります。
レッドロビン(カナメモチ)の伐採の料金について
レッドロビン(カナメモチ)は伸びやすく思っていたより管理が大変で根元から切ってしまいたい方もいます。今回は1本の立ち木と生垣のレッドロビンの伐採の料金について書いていきま。
レッドロビン-カナメモチの伐採の料金(1本の立ち木)
レッドロビンの伐採料金は木の高さが1メートルまでなら3,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら4,500円程度。3メートルなら15,000円程度が目安となります。
レッドロビン-カナメモチの伐採の料金(10本-10mの生垣)
レッドロビンの剪定料金は木の高さが1メートルで距離が10mなら20,000円程度。 木の高さが2メートルで距離が10mなら40,000円程度。3メートルで距離が10mなら70,000円程度が目安となります。
現地の状態を見て御見積を取るのが一番確実ですので伐採を検討されている方は信頼できそうな植木屋さんにご連絡してみてください。
【まとめ】レッドロビン(紅カナメモチ)を適切に育てましょう
レッドロビン-カナメモチはどんどん伸びていきます。剪定や刈込を行うのは1年に3回ほど必要な場合もあり管理も大変です。刈込剪定だけ行うと、刈込箇所の枝が太くなり年々お手入れが大変になっていきます。
冬場に枝抜き剪定を毎年行うととても育てやすいレッドロビンになります。大きくし過ぎて困っている方、一度ご相談ください。