こんにちは。世田谷区の植木屋、沼山造園の沼山です。

今回はスイカズラの植え方や育て方、剪定についてご紹介していきます。

スイカズラとは

スイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属に属するつる性の植物で、白色から黄色の花に変化するユニークな植物で金銀花とも呼ばれます。夜になると特に強く香ります。

スイカズラの基本情報は以下の通りです。

  • 学名:Lonicera japonica
  • 英名:Japanese honeysuckle
  • 科属:スイカズラ科スイカズラ属
  • タイプ:つる性/半常緑樹
  • 樹形:つる性
  • 花色:白から黄色に変化
  • 開花期: 5月
  • 結実期:9~12月

スイカズラの特徴

スイカズラは、アジアを中心に分布しているつる性の植物で、熱帯地域を好むため、温暖な気候でよく育ちます。日本でも、全国各地で見かけます。

園芸品種もたくさんあり、植栽には頻繁に植えられています。

花は筒形で先端が上下に裂けていて、雄蕊と雌しべが飛び出た変わった形になっています。

実は直径5~6㎜の丸型で2~3個ずつ並び熟すと黒くなります。

スイカズラの植え方(植栽)

スイカズラを植え方は次の通りです。

  1. 植える場所の準備
  2. 穴を掘る
  3. 水をあげる
  4. ヒモで結ぶ

樹木を植える手順について、詳しく説明します。

植える場所の準備

スイカズラが成長しても広がるスペースが必要です。またスイカズラの根も広いスペースを必要とします。

穴を掘る

植えるスイカズラの根が収まる深さと同じ深さの穴を掘ります。スイカズラの根が浅いと、力強く育たないので水が吸えなくなります。

水をあげる

スイカズラを植えたら、たっぷりと水を与えます。十分な水を与えることで、根を張ることができます。

ヒモで結ぶ

ツル性の植物は、トレリスや、柵などにヒモで結びましょう。支柱に結ぶときは支柱が倒れやすいのでしっかり地面に刺しましょう。

スイカズラの植える時の注意点

スイカズラの元気に育つための植え方は次の4つに気を付けなければいけません。

  • 日当たり
  • 土壌改良
  • 植える時期
  • ヒモで結ぶ

日当たり

スイカズラは、日当たりがよく、排水の良い場所が適しています。植え付ける場所を選ぶ際には、日陰にならないよう注意しましょう。また、植え付ける土壌は、栄養豊富で排水の良いものが適しています。

土壌改良

スイカズラを植える際には、肥沃な土壌を用意し、堆肥や有機肥料を加えると良いです。

植える時期

スイカズラの植え付けは、春が適しています。春に植え付ける場合は、4月から5月頃がよいでしょう。

ヒモで結ぶ

スイカズラはつる性で植えるときは何かにまきつきながら成長していきます。トレリスや柵などにからみついて成長するため、ヒモで結んであげると成長しやすいです。

結ぶときは硬く結ばず、柔らかく結ぶことが重要です。

植木を枯らさずに植える方法はコチラ

基本的な植木を枯らさずに植える方法は下記のボタンより別ページに記載しておりますので気になる方はご覧ください。

スイカズラの価格

スイカズラはテイカカズラ同様に苗を植えることになるため小さいポットものが流通しています。

スイカズラを購入する時の価格(材料費)は3寸ポット1鉢300~500円程度。 3号ポットで3,000~5,000円程度が目安となります。

植木は季節もので、同じ形のものはありません。お値段の変動が激しいので植えたい方は必ず御見積後のご案内になります。

スイカズラを植える料金

スイカズラの植える料金は苗で植えることが多いので3寸ポットを10鉢ほどでしたら5千円から1万円ほどになります。

スイカズラの育て方

スイカズラの育て方は気温、肥料、水やり、剪定時期に合せた剪定方法など、植えた後でもひと手間がかかせません。

気温

スイカズラの育成は温暖な気候が好ましいため、最低気温が10度以上ある場所が適しています。

肥料

スイカズラには、栄養をたくさん吸収するため、肥料を与えることが大切です。春から秋にかけて、2週間に1回程度、液体肥料を与えると良いでしょう。ただし、肥料の量が多すぎると、葉や茎が肥大しすぎるため、適量に注意して与えるようにしましょう。

水やり

スイカズラは水やりが非常に重要です。土壌が乾燥すると、成長が停止してしまうため、適度に水を与える必要があります。夏場は特に、毎日の水やりが必要です。水やりの際は、土壌表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。

剪定

スイカズラは、成長が早いため、剪定が必要になります。蔓を伸ばしすぎると、葉が散乱し、風通しが悪くなるため、適度に剪定することで健康的な成長を促すことができます。春から秋にかけて、成長点や、葉や茎が伸びすぎた部分を剪定すると良いでしょう。

スイカズラの剪定時期

スイカズラの剪定は、成長期の春から夏にかけて行うのが適しています。具体的には、3月から7月頃が剪定のタイミングとして推奨されています。これは、この時期に新芽が出てきて、成長が旺盛になるためです。

スイカズラの剪定をするときの注意点

剪定をすることで、植物の形を整えたり、健康的な成長を促進することができますが、逆に剪定しすぎると花や実がつきにくくなることもあります。したがって、剪定の必要性や頻度は、個々の植物の状態や目的に合わせて判断する必要があります。

植木を枯らさずに剪定する方法

庭木の基本的な剪定方法と枯らさずに剪定する方法は下記のボタンをクリックしてお読みください。

スイカズラの剪定料金

スイカズラは生垣や壁面を覆っている場合が多いです。一概に言えませんが、スイカズラの高さが1メートルまでなら3,000円程度。 2メートルまでなら5,000円程度。3メートルなら8,000円程度が目安となります。

【まとめ】スイカズラの適切な育て方

スイカズラは、美しくユニークな花を咲かせる、魅力的な植物です。育てる上で重要なポイントは、適切な環境を整えることです。十分な陽光を受け、水はけの良い肥沃な土壌に植え、液体肥料を与えることで、元気に成長することができます。また、蔓を支柱やトレリスなどに絡ませ、剪定によって健康的な成長を促しましょう。スイカズラを育てたいと考えている方は、この記事の情報を参考にしてみてください。

この記事を読んで、ちょっと自分でスイカズラの植栽や剪定をできそうにないと思われた方は、庭師や植木屋に相談することがおすすめです。

この記事を書いた庭師がいる東京の世田谷区にある沼山造園では、剪定・植栽などのお見積もりを無料で相談することができます。庭木などのお悩みがある方も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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