こんにちは。世田谷区の植木屋、沼山造園の沼山です。

今回はオオデマリの植え方や育て方、剪定とお手入れについてのまとめについて書いていきます。

オオデマリとは

オオデマリは、レンプクソウ科ガマズミ属に属していて広い葉を持ち、直径10cm以上になる大きな花穂を咲かせる落葉低木で、日本原産の植物です。別名テマリバナとも呼ばれます。

ジンチョウゲの基本情報は以下の通りです。

  • 学名:Viburnum plicatum var. plicatum f. plicatum
  • 英名:Japanese snowball
  • 科属:レンプクソウ科ガマズミ属
  • タイプ:低木/落葉樹
  • 樹形:幹立ち
  • 樹高:1〜3m
  • 開花期: 5~6月
  • 結実期:7~9月

オオデマリの特徴

オオデマリは、美しい花と大きな葉が特徴的で、日本だけでなく世界中で広く愛されています。また、薬用としても利用され、利尿作用や解熱作用があるとされています。花言葉は「約束」や「優雅なたしなみ」などです。

オオデマリは花粉が強力なアレルゲンとなっているため、花粉症の方には注意が必要です。

オオデマリの果実は、花が咲いてから時間が経って熟すまでに数か月かかります。一般的に、花が咲くのは春から夏にかけてで、果実が熟すのは夏から秋にかけてです

オオデマリの植え方(植栽)

オオデマリを植える時は、西日が当たるとこは控えましょう。葉が枯れたり花が落ちることがあります。一番好ましいところは午前中に日があたり午後に日が当たらなくなる辺りがちょうどいいと言えます。

オオデマリの植え方は次の通りです。

  1. 植える場所の日当たりの確認
  2. 穴を掘る
  3. 深く植えない
  4. 水をあげる

オオデマリを植える手順について、詳しく説明します。

植える場所の確認

先ほど書いた通り、植える場所の日当たりの確認は大事です。一度植えると移動するのが大変ですし、移動すると木に負担がかかります。

穴を掘る

植えるオオデマリの根が収まる深さと同じ深さの穴を掘ります。

深く植えない

オオデマリは深く植えすぎると根腐れの原因になります。

浅植えや深植えがわからない場合はコチラをお読みください。違うページに飛びます。

水をあげる

オオデマリを植えたら、水を与えます。

オオデマリの植える時の注意点

オオデマリの元気に育つための植え方は次の3つに気を付けなければいけません。

  • 風通し
  • 土壌改良
  • 植える時期

風通し

オオデマリは風通しの良い場所が適しています。風通しが悪いと、病気になったり害虫がよってきたりします。また西日には弱いので西日が当たらないところに植えてあげましょう。

土壌改良

オオデマリは、酸性土壌を好みます。土壌がアルカリ性だと、根腐れや根が発達しにくくなる原因となるので、土壌改良をするなどして、水はけの良い土壌に植えるようにしましょう。

植える時期

オオデマリの植える時期は、春や秋が適しています。春は、成長期に入る前に植え付けることができ、秋は、根をしっかり張らせて冬を越すためにも適しています。

植木を枯らさずに植える方法はコチラ

基本的な植木を枯らさずに植える方法は下記のボタンより別ページに記載しておりますので気になる方はご覧ください。

オオデマリの価格

オオデマリを購入する時の価格は木の高さが50cmまでなら3,000~5,000円、50㎝から1メートルまでなら5,000~10,000円が目安となります。

植木は季節もので、同じ形のものはありません。お値段の変動が激しいので植えたい方は必ず御見積後のご案内になります。

オオデマリを植える料金

オオデマリの植える料金は苗で植えることが多いので5寸ポットを3鉢ほどでしたら5千円から1万円ほどになります。

オオデマリの育て方

オオデマリの育てるうえで肥料、水やりは花をさくためにはひと手間がかかせません。

肥料

オオデマリの肥料は、冬から夏にかけて月に1回程度与えます。酸性肥料を使用し、施肥の過剰に注意して与えましょう。

酸性肥料のご紹介

株式会社サンアンドホープの商品名:ようりん

緩やかに溶ける緩効性のりん酸肥料です。りん酸とマグネシウムを同時に補給し開花・結実を促します。アルカリ性の肥料なので、酸性土壌の矯正にも使用できます。

窒素成分は過剰に与えると、茎や葉が伸び過ぎて花つきが悪くなることがあるため、注意が必要です。また、過剰な施肥は、花がつぼみのまま落ちてしまう原因になることもあるため、適度な施肥が大切です。

水やり

オオデマリは、日本原産ですので乾燥した環境では育ちません。暑い時期は毎日お水をあげてもいいくらいで、健康的な成長や花付きを促すことができます。

病気や害虫

オオデマリの病気は以下のものがあげられます。

  • アザレア病:真菌が原因で、葉や花に黒点や黒っぽい斑点が現れます。感染が進むと、葉や花が落ちることがあります。
  • 炭疽病:真菌が原因で、葉や茎に黒い斑点が現れます。感染が進むと、葉や茎が腐ってしまうことがあります。

オオデマリの害虫は以下のものがあげられます。

  • アブラムシ:葉や茎に付着し、吸汁して栄養を奪います。大量発生すると、葉がくちばしくなったり、黄色く変色したりします。
  • ハダニ:葉の裏側に付着し、吸汁して栄養を奪います。葉に白っぽい斑点が現れたり、茶色く変色したりします。

病気や害虫に対しては、適切な防除対策が必要です。また、定期的な観察や、健康な樹木を育てるための適切な管理も重要です。

剪定

オオデマリの剪定はは、花が終わった後、またはお花が終わる前に剪定することによって翌年もより多くの花を咲かせることができます。

この時期に剪定できなかった場合は冬の落葉時期に行いましょう。

オオデマリの剪定をするときの注意点

オオデマリの剪定箇所は節の指1本分くらい上部で切ります。

植木を枯らさずに剪定する方法

庭木の基本的な剪定方法と枯らさずに剪定する方法は下記のボタンをクリックしてお読みください。

オオデマリの剪定料金

オオデマリゲの剪定料金は木の高さが1メートルまでなら3,000円程度。 木の高さが1.5メートルまでなら3,500円程度が目安となります。

【まとめ】オオデマリの植え方、育て方

オオデマリの植え方、育て方のまとめ

  1. 植え付け時期と場所:春または秋に、午後に直射日光が当たらず風通しの良い場所に植え付けます。
  2. 土壌の選び方:排水性が良く、酸性よりの土壌を選びましょう。
  3. 水やり:適度に水を与え、土が乾燥しないように注意します。特に梅雨あけの夏場は水切れに注意が必要です。
  4. 剪定方法:花が咲き終わった後、または落葉時期に不要な枝や伸びすぎた枝を切り取り、株の形を整えます。

以上が、オオデマリの育て方の基本的なポイントです。これらを守りながら、適切な管理を行うことで、美しい花を楽しむことができます。

この記事を読んで、ちょっと自分でオオデマリの植栽や剪定をできそうにないと思われた方は、庭師や植木屋に相談することがおすすめです。

この記事を書いた庭師がいる世田谷にある沼山造園では、剪定・植栽などのお見積もりを無料で相談することができます。庭木などのお悩みがある方も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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