サクラとは

サクラはバラ科の落葉広葉樹で日本の基本野生種は、次のヤマザクラ(山桜)、カンヒザクラ(寒緋桜)オオヤマザクラ(大山桜)、カスミザクラ(霞桜)、オオシマザクラ(大島桜)、エドヒガン(江戸彼岸)、チョウジザクラ(丁字桜)、マメザクラ(豆桜)、タカネザクラ(高嶺桜)、ミヤマザクラ(深山桜)、これら10種類と言われています。

これらの原種が自然交配や人間の手によって交配され今では600種類ものサクラが存在しています。

ご自宅では和風のお庭に植えられ、シンボルツリーとして綺麗な春を彩ります。ご近所の方からも愛される庭木になることは間違いありません。

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  • 学名:Cerasus
  • 英名:cherry blossom
  • 科属:バラ科 サクラ属
  • タイプ:落葉樹/広葉樹
  • 樹形:幹立ち
  • 樹高:10m~15m
  • 開花期: 2月~5月
  • 結実期:6月まで

サクラの特徴

サクラは川の傍に植えれらているのを見たことがあると思いますが、バラ科ということもあり、水が大好物です。水を豊富に含んでいる土壌なので地盤が緩いことが多く、根がしっかりしなければいけない為、栄養素も同時に吸い上げ根も成長しなければいけません。桜は落葉樹で、春先に葉が展葉する前に花が開花する樹木で大量のお花を咲かせることからこの時も栄養を大量に使い、栄養不足に陥っていることが多々あります。

弱ったサクラを狙った害虫も寄ってきやすいので肥料や害虫対策、そして剪定などのお手入れも必要になります。

桜の花びらには、一重咲、半八重咲、一重・八重咲、八重咲、菊咲・段咲なし、菊咲・段咲ありの6種類の咲き方があります。

  • 生育難易度:育てやすい
  • 開花習性:習性利用無し
  • 花色:赤色からピンク色
  • 実色:紅色から黒紫色
  • 適地:日本全国
  • 良く育つところ:日当たり
  • 生長スピード:早い
  • 害虫:アブラムシ、モンクロシャチホコ、マイマイガ、アメリカシロヒトリ
  • 積雪:普通
  • 乾寒風:普通
  • 暑さ:強い
  • 潮風:強い

サクラの品種について

サクラの品種はここでは書ききれないほどの量があります。全国でも600種以上あると言われているので、ここでは有名な3種をご紹介します。

  • ソメイヨシノ
  • Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’
  • 成長がとても速い。
  • カワヅザクラ
  • Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’
  • 成長がとても速い。
  • シダレザクラ
  • Cerasus itosakura f. itosakura
  • 成長が早く枝が下方に伸びるとても速い。

サクラ(桜)の育て方

サクラの育て方について説明していきます。

サクラは剪定をしなくても樹形が整って育つ樹木ですが、細かい枝が幹に近い方にも大量に生えるのでうっそうとすることがある。広い敷地では不要枝の剪定だけ行い伸び伸びと育てることができるが、スダジイと同様に巨木になる品種が多いため、都心などの一般宅では定期的に剪定をしないと苦情が起こることがある。

サクラを植える場所

植える時は日なたに植えた方がいいですが、西日が当たりやすい所は控えた方が良いです。

サクラの肥料

お花が咲き終わった後にあげる追肥を5月から6月に、冬の時期にあげておく寒肥を12月から2月までにあげましょう。

サクラに付く害虫

サクラには害虫がたくさん付きます。中でも危険なのがモンクロシャチホコ。この子は人間に害はあまりありませんが、葉の食べる量が多く丸坊主にされます。他にもアブラムシ、マイマイガ、アメリカシロヒトリが付き、高木になったサクラの害虫拓作は大変です。

植木を元気にする方法

上に書いてある育て方をしてもスダジイが元気にならない場合は、庭木の基本的な環境が整っていない可能性があります。詳しいことは違うページに書いていますのでご興味ある方はお読みください。

サクラの植栽(植えるとき)について

桜を植えるときは、時期と土壌、植える環境の確認が必要です。植栽をしても悪影響がでないようにしなければ、最悪枯れてしまうのでしっかり対策を行いましょう。

サクラを植える時期

サクラを植える時期は2月の寒い時期を終え、3月から4月の開花前に行います。品種ものによっては開花が始まってしまっているものをあるので花が開き切る前に行うのが良いでしょう。

サクラを植える時の注意点

サクラは水を好むので土は湿りがちになりますが、水はけの良い土壌を好みます。植える環境はなるべく西日が当たらない箇所に植え、どうしても難しい場合は幹に保護テープを巻き、西日対策を植えたときから行うのがいいです。

またスダジイと同様に地上部分も大きくなりますが、根っこも太くなり、浅い位置で根が育ちやすいため、植える箇所は十分な広さが必要になります。成長スピードも速いので支柱が必須になります。

植えるサクラの重さや高さによって支柱の強度が変わるので、支柱の方法がわからない方は下記のボタンから支柱設置方法をご覧ください。

サクラの材料費

サクラを購入する時の材料費(販売価格)は品種にもよりますが、木の高さが1メートルまでなら3,000~10,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら10,000~50,000円程度。3メートルまでなら50,000~100,000円程度が目安となります。

植木は季節もので、同じ形のものはありません。お値段の変動が激しいので植えたい方は必ず御見積後のご案内になります。

サクラを植える料金

サクラの植える料金は木の高さが1メートルまでなら10,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら2,0000円程度。3メートルなら30,000円程度が目安となります。

植木を枯らさずに植える方法はコチラ

上に書いてある植え方をしてもスダジイが元気なく枯れてしまうことがあります。基本的な植え方は下の青いボタンを押してお読みください。

サクラの剪定について

サクラの難点は剪定が難しいところです。樹形は綺麗に伸びていく桜を剪定しにくい理由は下手に剪定をしてしまうと一気に枯れて死んでしまう場合と菌に侵食され徐々に衰弱していき、花や葉っぱが咲かなくなるからです。

サクラの剪定時期

サクラの剪定は11月~2月に行いましょう。夏場にどうしても剪定しなければいけない時は剪定ハサミで切れる程度の細い枝のみを剪定していきましょう。

サクラの剪定をするときの注意点

サクラの剪定をするときに注意するのはノコギリやチェーンソーを使う、太めの枝や幹の剪定を行う時です。樹木は切られた箇所を自身で治癒する能力がありますが、切り口の面積が大きいほど治癒には時間がかかり天敵の病原菌が侵入しやすくなります。

サクラは病原菌に弱いのでこれらに注意しながら剪定しなければいけません。

サクラの剪定料金

サクラの剪定料金は木の高さが1メートルまでなら2,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら4,000円程度。3メートルなら6,000円程度が目安となります。

枯らさずに剪定する方法はコチラ

庭木の基本的な剪定方法と枯らさずに剪定する方法は下記のボタンをクリックしてお読みください。

【まとめ】サクラを適切に育てましょう

サクラは放置をすると巨木になります。強剪定を行うと天敵である病原菌が侵入しやすく、枯れやすいので時期をきちんと見て段階的に剪定することが大事です。ご自身で剪定する場合は安全に剪定を行い枯らさないようにお気を付けください。不安な方は一度ご相談ください。