こんにちは。世田谷の植木屋、沼山造園の沼山です。

今回はコニファーのエメラルドグリーンの植え方や育て方、剪定とお手入れについてのまとめについて書いていきます。

エメラルドグリーンとは

エメラルドグリーンは、その美しい外観と、丈夫で簡単に育てられることから、庭園や公園でよく使われています。成長が緩やかなため、庭園に合わせて容易に刈込することができます。また、耐寒性が高く、乾燥にも強いため、寒冷地や乾燥地域でも育てることができます。エメラルドグリーンは、風景や建物にアクセントを加えるのに最適な植物の1つです。

エメラルドグリーンの基本情報は以下の通りです。

  • 学名:Thuja occidentalis ‘Smaragd’
  • 英名:emerald green
  • 科属:ヒノキ科クロベ属
  • タイプ:高木/常緑針葉樹
  • 樹形:幹立ち
  • 樹高:10~20m
  • 結実期:10月

エメラルドグリーンの特徴

エメラルドグリーンの葉は深いエメラルドグリーンで、見た目が美しく、庭園や景観に素晴らしいアクセントを加えます。円錐形の成長形を持ち、垂直に伸びることが特徴です。そのため、狭いスペースでも育てることができます、

エメラルドグリーンは寒冷地に適しており、厳しい冬の条件でも生き残ることができます。そのため、北米やヨーロッパの庭園で頻繁に植えられています。

エメラルドグリーンは、剪定や手入れが簡単で、形を整えたり、成長を制御することができます。それによって、美しい景観を長期間維持することができます。

エメラルドグリーンの葉

エメラルドグリーンの葉は、エメラルドグリーンと呼ばれる鮮やかな緑色をしています。葉の形は扁平で、縦に細長く伸びています。葉の密度が高く、茂っているため、樹形が美しく見えます。また、葉の表面は光沢があり、触るとつやつやしています。このため、エメラルドグリーンは庭や公園の緑化に用いられることが多く、人気があります。

エメラルドグリーンの実

エメラルドグリーンは、花をつけることはあまりなく、果実(実)をつけることもありません。そのため、観賞用の樹木として広く栽培されています。クロベ属の他の種類には、果実をつけるものもありますが、エメラルドグリーンは果実をつけない種類の1つです。

エメラルドグリーンの植え方(植栽)

エメラルドグリーンの植え方は次の通りです。

  1. 植える場所の確認
  2. 穴を掘る
  3. 根はなるべく触らない
  4. 水をやる
  5. 支柱を立てる
  6. マルチング

エメラルドグリーンを植える手順について、詳しく説明します。

エメラルドグリーンを植える場所の確認

エメラルドグリーンを植える場所は、日当たり〜半日陰が良い場所を選びましょう。

穴を掘る

植え付け場所に土を掘り起こし、草や石などの障害物を取り除きます。

根は優しく扱う

エメラルドグリーンは穴に入れる前に少しだけ根を傷つけないように注意しながら、根の周りの土を軽く落とします。植付後によく根がはれるようになります。根が絡まらないように根を伸ばすように植えることが重要です。

水をあげる

植えたら、たっぷりと水を与えます。十分な水を与えることで、しっかりと根を張ることができます。植え付け直後の最初の1〜2週間は、毎日水を与えることが必要です。

支柱を立てる

1m以上のエメラルドグリーンの場合、支柱を立てる必要があります。支柱は、樹木が風で倒れたり、倒木になったりしないようにするためのものです。支柱を立てる際には、樹木に傷をつけないように注意してください。

エメラルドグリーンの植える時の注意点

エメラルドグリーンが元気に育つための植え方は次の2つを気を付けなければいけません。

  • 土壌改良
  • 植える時期

土壌改良

エメラルドグリーンは、排水性の良い土壌を好むため、水はけの良い場所を選びましょう。

植える時期

エメラルドグリーンの植え付けに最適な時期は、春と秋の涼しい時期です。春に植え付ける場合は、気温が上がりすぎる前に植えることが望ましいです。秋に植え付ける場合は、地面がまだ十分に温かく、新しい根が成長するための時間が十分にあることが重要です。

場所によっては夏や冬にも植えることができますが、高温や低温によるストレスが生じやすいため、注意が必要です。また、植える場所によっても異なりますが、一般的には、植える1〜2週間前に土壌改を行い、植え付け後は十分な水やりを行うようにしましょう。

植木を枯らさずに植える方法はコチラ

基本的な植木を枯らさずに植える方法は下記のボタンより別ページに記載しておりますので気になる方はご覧ください。

エメラルドグリーンの価格

エメラルドグリーンは安価なものから高価なものまで幅広いです。

エメラルドグリーンの価格(販売価格)は木の高さが1メートルまでなら4,000~20,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら20,000~30,000円程度。3メートルまでなら40,000~50,000円程度が目安となります。

植木は季節もので、同じ形のものはありません。お値段の変動が激しいので植えたい方は必ず御見積後のご案内になります。

エメラルドグリーンを植える料金

エメラルドグリーンの植える料金は木の高さが1メートルまでなら10,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら2,0000円程度。3メートルなら30,000円程度が目安となります。

エメラルドグリーンの育て方

エメラルドグリーンの育て方は剪定、肥料、水やり方法を変えるなど、知識が必要です。

エメラルドグリーンのようなコニファーは、しっかりとした根を張らなければ、倒木になることが多いので、しっかりと水やりを行うことで根をはり、剪定で強風や積雪の抵抗を受けにくくなります。

剪定

エメラルドグリーンは、コニファーの中でも剪定が容易です。以下は、エメラルドグリーンの剪定方法です。

エメラルドグリーンは、年に1回程度の剪定が望ましいとされています。剪定のタイミングは、春や夏の成長期に行うことが一般的です。剪定する際には、手入れ用のはさみやノコギリを使い、古い枝や茂りすぎた枝を切り落とします。ただし、過度な剪定は樹形を崩したり、枝や葉を傷つけるため、剪定の量には注意が必要です。

剪定や行う際には、以下の点にも注意してください。

  • わずかな量から始め、必要に応じて量を調整する。
  • はさみやノコギリなどの手入れ用具は、鋭利で清潔なものを使用する。
  • 枝や葉を傷つけることのないように、正確な位置で切断する。
  • 切り口がきれいであることを確認し、枯れた部分を残さないようにする。

刈込

エメラルドグリーンは、成長が速いため、樹形を整えるために刈り込むことがあります。刈り込みは、春や秋の成長期に行い、高さや幅を整えます。ただし、過度の刈り込みは新芽の発生を阻害するため、必要以上に刈り込まないようにしましょう。

植木を枯らさずに剪定する方法

庭木の基本的な剪定方法と枯らさずに剪定する方法は下記のボタンをクリックしてお読みください。

エメラルドグリーンの肥料

エメラルドグリーンには、成長を促進するために肥料を与えることが効果的です。以下は、肥料に関する一般的な情報です。

エメラルドグリーンには、窒素、リン、カリウムなどの栄養素が必要です。一般的に、緑化効果がある窒素肥料、花芽を促進するリン酸肥料、根の発達を促すカリウム肥料をバランスよく与えることが推奨されます。

エメラルドグリーンは、成長期に与えることが効果的です。エメラルドグリーンの成長期は、春から秋にかけてです。特に、5月から6月にかけての成長期には、窒素肥料を与えることで効果が期待できます。

肥料の量は、樹木の大きさに応じて調整する必要があります。エメラルドグリーンの場合、1平方メートルあたり50〜100g程度の肥料を与えると良いでしょう。肥料を与えすぎると、根を傷めたり、葉の色が悪化する場合があるため、注意が必要です。

肥料を与える方法は、表土に散布する方法や、穴を掘って根元に与える方法があります。散布する場合は、肥料を均等に散布するように注意し、穴を掘って与える場合は、穴を掘る際に根を傷つけないように注意してください。

最適な肥料の種類、時期、量、方法は、地域や気候、土壌の状態などによって異なる場合があるため、地元の園芸店や植木屋に相談することをおすすめします。

エメラルドグリーンの水やり

エメラルドグリーンは、普通の庭木と同じように、水やりが必要です。以下は、水やりに関する一般的な情報です。

エメラルドグリーンは、湿潤な環境を好む植物で、適度な湿度を保つことが大切です。水やりの頻度は、気温や湿度、土壌の状態によって異なりますが、原則として、土の表面が乾いてから水やりをするようにしましょう。夏場や乾燥した時期には、より頻繁に水やりをする必要があります。

エメラルドグリーンは、樹木の大きさや周囲の気候状況によって異なりますが、一般的には、根元に十分な量の水を与えることが重要です。土壌が完全に湿り、水が根から流れ出してくるまで、ゆっくりと水を注ぎます。過剰な水やりは、根腐れを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

水やりのタイミングは、朝早くや夕方に行うのが良いとされています。昼間に水をやると、水滴が葉面に残って焼けたり、葉に損傷を与えたりすることがあるためです。

水やりの際には、葉面に水をかけないように注意し、根元に水を注ぐようにしましょう。また、長時間水に浸したり、水がたまるような場所に植え付けたりすると、根腐れを引き起こす可能性があるため、適切な排水が必要です。

以上の点に注意して水やりを行うことで、エメラルドグリーンは健康的に成長し、美しい姿を保つことができます。

エメラルドグリーンの剪定料金

エメラルドグリーンの剪定料金は木の高さが1メートルまでなら4,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら6,000円程度。3メートルなら10,000円程度が目安となります。

エメラルドグリーンの刈込料金

エメラルドグリーンの刈込料金は木の高さが1メートルまでなら1,000円程度。 木の高さが2メートルまでなら2,000円程度。3メートルなら3,000円程度が目安となります。

エメラルドグリーンの剪定時期と刈込時期

エメラルドグリーンの剪定と刈込時期は、春や夏の成長期に行うのが一般的です。春先に成長した新芽を刈り込むことで、樹形を整え、より美しい形に仕上げることができます。また、秋にも必要に応じて軽い剪定を行うことができますが、春先に比べると剪定の効果はやや弱くなる傾向があります。剪定は、成長を促すために必要ですが、適切なタイミングで行うことが大切です。また、過度な剪定は植物に負荷をかけるため、必要以上に行うことは避けるようにしましょう。

【まとめ】エメラルドグリーンの適切な育て方

エメラルドグリーンの育て方をまとめると以下のようになります。

  1. 植え付け時期:春か秋が適しています。
  2. 土壌:水はけの良い肥沃な土壌が適しています。
  3. 日当たり:日当たりのよい場所に植えましょう。
  4. 水やり:成長期には十分な水を与えます。
  5. 肥料:成長期には堆肥や有機肥料を与えます。
  6. 剪定:春と秋に行い、樹形を整えます。
  7. 病気や害虫:薬剤処理を行い、定期的にチェックします。

以上の点に注意しながら育てると、健康的で美しい樹形を保つことができます。

この記事を読んで、自分でエメラルドグリーンの植栽や剪定をできそうにないと思われた方は、植木屋に相談することがおすすめです。

この記事を書いた世田谷区にある沼山造園では、剪定・植栽などのお見積もりを無料で相談することができます。庭木などのお悩みがある方も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。

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