落葉樹だけではなく2月中に強剪定ができるオリーブ

先日、落葉樹の説明やどうして落葉樹を冬場に剪定するのかというのは「12月~2月の間に切っておいたほうが良い樹木がある3つの理由」という記事に書かせて頂きましたが、冬場に剪定した方が良い常緑樹は落葉樹以外にもあります。

今回は常緑樹の中でもひと際成長が早いオリーブについて書いていきます。

落葉樹だけではなく2月中には強剪定ができるオリーブ

オリーブとは

高木常緑樹であるオリーブですが実をつけてほしい、この葉っぱの色が可愛いという印象で苗木を花屋さんや、ホームセンターの園芸コーナーから買い常緑樹のシンボルツリーとして植えられていることが多いです。

常緑樹の中のシマトネリコと同じように小さく柔らかい雰囲気から一変し環境が整うとすくすく育ちます。

一体どれくらい大きくなるのか、私が庭木を見てきた中で、およそ8mほどの高さまで大きくなっているオリーブ見たことがあります。8mというのは2階建ての屋根を高さを越えます。

2m以上の高さまで成長したオリーブは、手が届かなくなり剪定をお願いされることも多いですし、オリーブの実がならなくて困っているという方のほうが多いと思います。

オリーブがどれくらい大きくなれば剪定をすればいいのかわからない

オリーブのお手入れの目安は他の庭木に比べて見た目的にもわかりにくいものがあると思います。また、実らせたい方もいるでしょうから一概に大きさを基準として語れないことがあります。また、雨などの水を含んだオリーブの葉はとても重たくなり木全体が傾いてるような、枝が折れそうな状態に陥ることもあります。

上述の実の問題があるので3通りに分けてみました。

オリーブの実をならせたいけど剪定をしたい

オリーブの実についてこと細かく書いてある「オリーブの実を収穫したい人のための苗木の選び方&品種の見分け方」という山田オリーブ園さんの記事を見つけましたのでお時間がある方は見てみてください。

上の山田オリーブ園さんの記載していることを気を付けてお手入れしていきます。

オリーブの実は関係なくばっさり剪定したい

ご自宅に植えている木を自分で切っているもいらっしゃると思いますが、鉢植えから地面に植え替えて恐ろしいスピードで伸びるオリーブに手を焼いている方はいませんか?

オリーブに限らず庭木の大きさは手の届く範囲でとどめて置くことがご自身でお手入れしたときに怪我のリスクが減り、剪定作業も後片付けも楽になるので手の届く範囲から2段、3段ほどの小さい脚立で届く範囲以内に収めておくことをおすすめします。

また、どの大きさにも言える剪定のことですが2月がオリーブは枯れる心配なくばっさり切れる時期です(弱っている樹木は剪定は控えた方がいいです)。

この時期はどちらかと言うと大きくなったオリーブを少し小さくしたい方オススメのお手入れ時期です。

お手入れ方法は基本的なお手入れについて記載しているページを後日投稿しますのでそちらをご覧ください。

オリーブの実は関係なく、まだ大きくしたけど剪定したい

このお手入れ方法は、まだオリーブを大きくしたい方にお勧めのお手入れ方法です。また、庭木はお手入れを怠ると病害虫が発生しやすくなります。発生後の対処にならないようにインフルエンザのように予防をすることをお勧めします。

風通しの良い剪定の時期は2月にお手入れするのが一番いい時期なんですが2月まで待てない方もいると思います。そんな方のお手入れ時期は、梅雨明けの真夏日時期以外にお手入れします。ですので、都内近郊ですと7月中旬から9月末まではお手入れを控えます。

肝心なお手入れ方法ですが、庭木を何もお手入れしないと枝が混みあいます。画像でご説明です。

下の画像はオリーブです。

オリーブの木のイラスト

オリーブは根元から枝先全体までの形が扇がたのようになることが多いです。少し歪ですが下の画像ような形です。

高さは変えないのでだいたいの枝先のラインは下の画像の赤いラインのように変わりません。

オリーブの形

画像が汚くて申し訳ございませんが下の画像のように枝を間引いていきます。

枝をまびく

内側に生えている細かい枝をカットし、隣の枝に違い太い枝も切っていきます。

このように枝と枝に隙間があると風通しが良くオリーブの幹まで太陽光があたり、病害虫の発生を抑えることができます。

オリーブの剪定の作業例

いくつかのお手入れの作業例がありますのでご興味ある方はご覧ください。

2月の2m程の高さのオリーブのお手入れ作業例

下の動画は2月の2m程の高さのオリーブのお手入れ作業例です。音量注意です。

この動画はお客様のご要望で高さを手の届く範囲で止めておきたいオリーブです。枝先を切って、少し枝の間隔をあけるために間引いています。

別箇所のオリーブのお手入れ

平成30年3月4日に追記です。追記で画像を上げさせていただきます。

軒下に植えたオリーブが大きくなってしまい風の強い日などでは擦れる音が気になってしょうがないということで2月に強剪定をさせて頂きました。そのオリーブの作業前作業後です。

オリーブの強剪定作業前

オリーブの強剪定作業後

2月くらいですとこれくらい小さく切っても負担になりにくく枯れる心配が減ります。

倒れてしまったオリーブを立て直す作業例

上の動画のオリーブは見るからに枝が混みあっていますね。台風後に倒れてしまったので復旧を行い、お手入れをしました。

作業の内容は元の位置に立て直し、しっかりと支柱をして風通しの良いオリーブにしました。

倒れてしまったオリーブを立て直した後の1年後のお手入れ作業例

下の動画は倒木にあったオリーブを立て直して1年経過したオリーブのお手入れ作業例です。

倒木復旧の動画を見て頂いた方ならわかってくださると思いますが復旧時にばっさりお手入れさせて頂いてます、1年経つとこの動画のように葉が茂ってることがわかると思います。あれくらいオリーブは成長が早いんです。

オリーブに発生する病害虫

※注意※ここから先、オリーブの害虫のお話、画像がでてきます。苦手な方はお控えください。

どの樹木にも虫が発生するものですがオリーブにも発生します。

葉を食べてしまう虫、実を食べてしまう虫、幹に穴を空け成長してしまう幼虫など樹木にとっては著しい成長を妨げてしまうことがあります。虫も一生懸命生きているので全てが悪とはいえませんが、大事に育てている樹木に悪影響を与えるのであれば困るというお客様からのご相談が春先から秋ぐらいまで多いです。

オリーブに発生する害虫の幼虫の写真

スズメガという親指ほどの太さの幼虫がこちらです

樹木の周りに黒い小さい糞が落ちていた場合その真上にある樹木に発生している可能性が高いです

剪定をしっかりしていれば見つけやすいですがまったくお手入れをしていない場合全てを探すのに数十分の時間が必要になります。

見つけた場合は引き剥がすか枝ごと切ってしまうか薬をかけます。

天敵のオリーブアナアキゾウムシ

沼山造園では薬剤散布を定期的にオススメしています。薬剤がどうしても体に合わない!という方にはオススメできませんが樹木に甚大な被害を及ぼす虫は発生させないようにしませんか?という防除を沼山造園では一番に考えています。オリーブにはオリーブアナアキゾウムシという幹の中で食害をする害虫がいます。これは幹のかで成長し、幹を食べてしまいます。幹がなくなるというのは水分補給を妨げてしまい最終的には枯れてしまう影響を及ぼすという恐ろしい虫です。

この対策として春一番に薬剤を散布しています。

木のまわりに掘った木屑が落ちていた場合発生している場合があります。

落葉樹だけではなく2月中に強剪定ができるオリーブのまとめ

シンボルツリーとして植えられているオリーブは真夏日は避けてお手入れできるが2月頃が一番お手入れには最適。冬場にきちんとした剪定をし春先に害虫対策をしましょう。

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