こんにちは、世田谷区の沼山造園の沼山です。

最近は10月の末頃まで暖かい時期があり11月ごろに少しずつ寒くなるなんていう年が東京都心では多いんではないでしょうか。冬が来るのが遅くなっていて地域によりますが樹木の生態系も剪定の時期も少しずつ変わっているような気がします。

落葉樹を12~3月の間に剪定したほうが良い4つの理由

今日は葉が冬場に落ちる落葉樹はいつ剪定が必要なのか、そして何故この時期に剪定が必要なのかということを書いていきます。

結論から言いますと庭木を大事にしている方は落葉樹は冬場の12月から3月ににお手入れ(剪定)した方がいいです。

今回は落葉樹の簡単なご説明と落葉樹を冬場に剪定した方がいい理由を次の4つに絞ってご紹介していきます。

  1. お手入れ後の樹木の枯れてしまう確率をグッと下げることができる
  2. 夏場のお手入れより太い枝を切ることができ木に負担をかけない
  3. 剪定後のさっぱりしてる時期が長い
  4. 葉がついている頃に比べて不用な枝が明確にわかる

まずは落葉樹の簡単なご説明です。

また個別で、落葉樹でない常緑樹の中でも剪定をした方が良いものはありますがそれは「落葉樹だけではなく2月中に強剪定ができるオリーブ」などの他の投稿でご紹介していますのでお時間のある方はぜひ見てください。

ご自宅にある樹木は冬に葉っぱが落ちますか?

樹木には常緑樹と落葉樹があります。冬場に葉っぱが落ちるのが落葉樹です。

身近にある庭木の落葉樹をいくつかあげていきます。

  • モミジ
  • ケヤキ
  • イチョウ
  • ハナミズキ
  • ヤマボウシ
  • サクラ
  • カキの木
  • バラ
  • サルスベリ

下の画像はサルスベリとハナミズキの画像でどちらも落葉樹です。

crape-myrtle

頻繁に見かける庭木としては以上のようなものがありますね。この庭木たちはこれから書いていく、12~2月の間に切っておいたほうが良い樹木に当てはまります。

※注意:花が早春に咲くものは花芽を確認しながら切る必要があります。

葉が無いのに剪定する必要はあるのか?

夏のもさもさしてる葉がある状態に比べ、落葉した樹木は裸になったような状況で剪定するのはなんだかもったいないという方が多いですが、基本的にお手入れは葉っぱを切るのではなく枝を切るものというのを、まずご理解してもらう必要があります。

葉っぱがある時にお手入れをしていると葉っぱごとなくなるのでスッキリしているように見えますが、葉がすっきりしているのではなく、枝の込み具合をスッキリさせているということです。

落葉樹の冬場の剪定は枯れる確率がグッと下がる

落葉樹は葉を落とした時、普段行っている葉っぱからの蒸散をしなくなります。そして落葉樹はこの時期は枝を伸ばさなり、成長が止まります。この時期を休眠時期とよんでいます。

※蒸散とは植物内の水を葉の裏側からて外に発散すること

基本的に生きている樹木は背を伸ばし成長をする為に根から吸い上げた栄養を使います。

落葉樹の夏場のお手入れ後は、成長に使うはずだった栄養を切り口を修復するために使い、この時に樹木に負担がかかります。切り口が多ければ多いほど、この負担に耐え切れない落葉樹は枯れてしまいます。

冬の剪定は成長が止まっているため、切り口の修復のみに栄養を使えます。これが夏場より樹木に負担をかけないということになり、庭木が枯れてしまう確率がグッと減る理由になります。

夏場に比べ冬場に太い幹や枝を切ることができ木に負担をかけない

落葉樹の冬の剪定は枯れにくいことを紹介してきましたが、絶対、夏場に剪定できないわけではありません。パチパチとハサミを使って剪定くらいはできます。

ですが、落葉樹の枝の成長スピードというのは庭木に落葉樹がある方ならばご存じかと思います。とても成長が早い樹木が多いです。枝や幹の太さもどんどん太くなり、ハサミでは手に負えないなんてことが多々あるのです。

こんな枝は、ばっさり切っていきたいところですが、夏場にこの作業をしてしまうと枯れてしまうことに繋がります。切り口が大きく負担が大きいからです。

また枯れてしまうお話に戻っていますが落葉樹の太い枝のお手入れは冬に作業する方が負担にならずにすみます。

剪定後のさっぱりしている見栄えの時期が長い

植木屋さんが来て剪定したばかりなのに、もうボサボサになっている気がすると感じたことはありませんか?

家に生えている樹木の枝がどんどん伸びてしまい困っている方はいませんか?

  • お隣の家にすぐに枝が伸びて迷惑をかけてしまう
  • 夏場に枝を切った後のに枝が伸びすぎて家や庭が暗くなってしまう

こんな悩みをお持ちの方も冬場にお手入れすることをおすすめします。

モミジのお手入れのお話ですが夏場に剪定した場合、その年の冬場には夏に剪定する前くらいに枝が伸びてしまいます。

これは落葉樹の枝の伸びるスピードが夏場だと早いということが理由です。子供の成長期のようなもので、少し目を離すとどんどん大きくなります。

これとは対象的に冬場のお手入れは深く枝を切り込むことができますし、庭木をある程度小さくし、春から新しい芽が出てきますが1年に1度の剪定ですみ、経費もグッと抑えれます。

葉がついている頃に比べて不用な枝が明確にわかる

庭木には自身を傷つけてしまうような不要な枝が生えてしまうことや不揃いの枝がどうしても生えてきてしまいます。

夏場の枝に大量の葉がついた状態ですと、枝を見定めるのが困難になります。

葉が落ちた後なら木全体を眺めることができ、外観からでも不要な枝を発見できます。

まとめ

意外と知らないことが多かったかもしれませんが落葉樹の特徴を知れば冬場にお手入れした方がいい理由がご理解していただけたかと思います。

もう一度まとめます。

12月~2月の間に切っておいたほうが良い樹木がある4つの理由

  • 落葉樹の冬場のお手入れは負担を軽減できるので枯れてしまう確率をグッと下げることができる
  • 夏場に切れない太い枝を切ることができる
  • 落葉後にお手入れすると樹木がすっきりしている期間が長い

元気な落葉樹のお手入れは冬場に行うようにすれば、お手入れが原因で弱ることが少なくなります。庭木の特徴をしっかりと理解し、大事に育てていきましょう。

春先や秋口にお手入れした方がいい樹木もあります。投稿しだい、ここにリンクを張っていきますのでご興味のある方はお待ちください。

また、基本的な庭木の育成において必要なことは「元気な庭木になる3つの育て方と誤解されやすい2つの育成方法」こちらに書いてありますのでお時間のある方は読んでみてください。