松の花粉対策と花摘み

あなたも花粉という言葉を聞いたことがあるだろう。2月頃から飛散する杉の木とヒノキの花粉、夏の時分から飛散するブタクサの花粉など日本には1年を通して植物の花粉が飛散している。今回はその中でも松の花粉についてと、その対策をご紹介します。

松にも花粉があるの?と思う方がいると思いますが、わかりやすいように松の花粉に関する画像、実際の花粉対策の動画を載せて説明しています。ご自宅に松があり、その松花粉の被害に合われてる方ならこの記事を見れば、目のかゆみや鼻水が大量に出る、喉が痛くて寝れないという生活から解放されるでしょう。

そのため、松の性質ついて以下の4つについて知る必要がある。

  • 松花粉とは
  • 松の雄花が咲く時期
  • 松が花粉を飛ばす時期
  • 松花粉の対策

この4つについて理解し、今後の生活の改善に役立ててほしい。

松の花粉とは

松にも花が咲くことはご存じでしょうか?とげとげの葉っぱが生えていて松ぼっくりがあり、なかなかお花が咲いてるイメージが湧かないかもしれませんがしっかりとお花が咲くのです。

花粉はもちろん花から出るものなので当たりまえかもしれませんが、この花が大事なので説明します。

松は穂から雄花と雌花が咲く

松は春先に穂を伸ばし、穂の先に雌花、穂の周りに雄花が咲く。

下の画像の赤丸の部分のようにびゅんと真上を向いて伸びてるのが穂の部分です。松の手入れをしていない場合はこの穂がたくさん出てくる。

松の穂の画像

そして下の画像の赤丸の部分に雌花が穂の先に付く。

松の雌花の咲く箇所

最後に花粉を出す穂から大量に出ている黄色く密集しているのが雄花です。

松の雄花

上の画像の黒丸が雄花ですが、触れると黄色い花粉が出るのが特徴的で喉の痛みや目のかゆみを発症させる。

春は風が強い日が多く、風に吹かれて松花粉は飛ぶ。家のお庭に松があったり門下ぶりのように松を仕立ててある場合は、花粉を浴びることが多くなる。

雄花が咲く時期と3段階の成長過程

上述した通り、松花粉の原因は雄花にあることを理解してもらったと思いますが、実際に雄花が悪さする時期を的確に知っておく必要がある。これは松花粉の対策をするときに重要なのでじっくり読んでいってほしい。

雄花が咲く時期

4月の上旬から中旬にかけて伸びた穂からすぐに雄花は咲き、5月下旬まで咲き続ける。

一本の穂から数十個の雄花が咲くので、新芽となるこの穂が多ければ必然的に雄花の量も増えることになる。

そして、雄花はりん片の内側に花粉をたくさん蓄えていて、咲いた当初はりん片が閉じているのだが徐々に開き始め中に蓄えていた花粉を風にのせて飛ばす。

色と固さで判断できる3段階の成長過程

雄花には成長段階が3段階あると沼山造園では考えてる。これは目で見て、触ればすぐにわかることだが、雄花の色と固さが徐々に変化する。

1段階目は雄花が穂から出てきた時の色は緑色をしていて触るとまだ固く、2段階目は赤みがかった色をし雄花が大きくなり触ると少し弾力がある。3段階目では黄色い色へと変化し雄花を触るとパサパサとしている。

雄花の花粉を飛ばす時期

雄花は徐々に変化するのを上述した通りだが、この2段階目の赤みがかった状態になると花粉を飛ばします。およそ雄花が出てきてから1週間ほどでこの色に変化する。

※注意:詳しく説明すれば雄花のりん片が徐々に開いてくるという方が正しいのだが、今回は花粉の飛ばす時期について知ってほしいので雄花が成長していると記述していく。

このことから4月の中旬から下旬にかけて既に花粉を飛ばせる段階になっていてここから1カ月ほどかけて花粉を飛ばし続ける。

これはあくまで関東にいる私が見た松の時期だが、関東から離れた地域の方は新芽である穂が伸びてきてから警戒をしてほしい。すぐに雄花が出てきて1週間もしないうちに花粉が飛ぶようになる。

花粉を飛ばし終えた雄花はパサパサになり時間が経つとぽろぽろと落ちていく。

松花粉を回避する2つの手順

松花粉がどのような段階で飛ぶのか読んでもらった通りだが、もうお分かりかもしれないが対策は以下の時期に次の流れでやってほしい。

まず、松の雄花が出てきた初期段階(雄花が緑色の時期)に手を付けることが重要だ。これは花粉が雄花の中にあることは説明した通りだが、まだ花粉を飛ばす準備ができていなく被害を最小限に食い止められるからだ。

次に手順は

  1. 雄花をむしり取る
  2. 松の木に水をかける

の2通りだ。ここまでじっくり読み進めてくれた方には、どの時期にやらなければいけないか十分伝わっていると思うが、もしこの記事を読んだ時点で雄花が緑色でなく既に赤くなっていた場合のことも書いていきます。

安心してください。一つの対処法を加えるだけで作業時に花粉を浴びにくくなります。

それは、雄花をむしる前に雄花に水をかけることです。

詳しく説明していきます。

雄花をむしり取る

根本的な花粉の問題である松の雄花を穂から手で揉んでぽろぽろと落としてしまおう。手で揉むと意外と簡単に落ちていく。

実際に作業として行った動画があるので時間に余裕がある方は見て頂きたい。およそ1分半くらいの動画で少し音量が高い設定になってるので気を付けて頂きたい。

これはすで雄花が黄色くなった時にむしっている動画で、触れただけ、むしっただけで黄色い粉が舞ってるのが目で見てわかると思います。

この段階の前に対処することが最適な時期になります。

また作業をするときの4つのテクニックがあります。

  • 大きめの袋を持って作業をする
  • 作業の順番は一番上のから下へ
  • 松の木の下にシートを敷く
  • マスクをする

袋とシートは雄花のゴミの掃除が大変だからです。

どうしても雄花をむしっていると、ぽろぽろと落ちてしまうのですが、これが松の葉っぱに引っ掛かります。これを取るのが非常に大変です。

また松の下の方から上に向かって作業を開始すると、最後に松の下部をもう一度掃除をすることになり二度手間になってしまいます。上から下に向かって作業しましょう。

できることならむしった雄花は腰に袋をぶら下げ、その中に捨てるようにしましょう。

マスクは予防として絶対にしていた方がいい。

松の木に水をかける

これは作業終了後に松の花粉が葉や幹に付いている可能性があるからです。風が吹けば当然花粉が飛び散ってしまうので松についてる花粉を洗い流してあげましょう。

雄花が既に花粉を飛ばす状態になってる場合の対処

もし雄花が既に赤から黄色の状態の時は作業前に松の上部から下部にかけて入念に雄花に水をかけることだ。べちゃべちゃにしてほしい。

理由は、松の花粉は風で舞うほど軽いものだが、水を含んだ状態だと花粉を飛ばせなくなるからだ。水は花粉より重いからだ。

この時の注意点は極端に汚れてしまうことだ。黄色い花粉を含んだ水が、雄花をむしる時に手や服についてしまうリスクがあることを忘れてはいけない。そんな手で目をこすった時は大変なことになってしまう。

これで松の花粉の対策は終わりだが、次にこの作業をするときに必要な道具を書いていく。

松の花粉対策に必要な道具4選

雄花をむしる作業には次の4つがあると格段に作業が楽になります。

  • 脚立
    松の雄花の位置が高い場合に必要
  • ホース
    松や地面を洗う時に必要
  • シート
    松の下に敷いてると雄花の掃除がとても楽
  • ゴミ袋
    腰にぶら下げて作業すれば雄花を回収できる

完全にシートで養生すれば掃除は必要なくなるが、養生も簡単ではないので掃除道具のホウキとチリトリの用意も必要になる。

まとめ

これまで松の花と花粉対策について書いてきましたが如何でしたでしょうか。

ご自身で花粉対策をする方は、脚立を使う際は十分に気を付けていただきたい。落ちて怪我をすることだけは無いようにしてほしい。

今回、一番に伝えたかった雄花をむしり取るタイミングさえ間違えなければ、自宅の松の花粉に苦労することは無くなるだろう。

関連記事

  1. ゴールドクレストの剪定 高さ9m近いゴールドクレストが倒木対策の強剪定で驚きの小ささに
  2. サザンカ 伐採
  3. カシの生垣のお手入れ方法と注意点
  4. 梅の剪定
  5. ヤマモモ 剪定
  6. 金木犀の伐採前 毎年剪定に1本2万円ほどかかっていた金木犀を根元から伐採
  7. シマトネリコ 花
  8. ゲッケイ樹 剪定
PAGE TOP