今回は東京の杉並区の個人邸に植えてあった高さ10m、枝幅6mほどの桜の剪定作業をしてきました。保護樹木に登録されていることから大切にされていることが御見積時にもすぐにわかりました。
ご依頼主から桜について聞いたところ、信頼できる業者さんがなかなか見つからないこと、ご自身が多忙ということもあり3年ほど剪定のご依頼が遅れ、どうしたらいいか困っていました。
また、以前に剪定された方があまりにも太い所で切り、切り口の処置も行わずに作業を終え帰ってしまったそうで、お客様の中で植木屋さんに不安や不信感がある状態でした。夏場の剪定ということもあり枯れてしまうんじゃないかとずっと心配に思っていたそうです。
お隣近所さんとのお付き合いは良好的にしておきたいということと、大切な桜なので絶対に枯らしたくないとのことでしたので、いつも通りサクラの状態を見て、今後の計画をお伝えし、剪定させて頂きました。
桜(サクラ)とは
サクラはバラ科の落葉広葉樹で剪定に耐性があまりないことから大きくなりがちの樹木の一つ。サクラは数百種類もの品種があり、春には人の足を止めるほど綺麗な花を咲かせます。
記念樹として植える方も多く、縁起事や祝い事に植え、人々の想いでに残る樹木になりやすいです。
桜(サクラ)の基本的な育成方法
サクラは大きくなりやすいので基本的に毎年お手入れが必要になります。
桜(サクラ)の剪定事例
サクラは枝が綺麗に生えやすいので比較的、形は整えやすい樹木の1つですが、剪定の難易度は上級者向けになります。これは剪定が原因で枯れることがしばしば起こるからです。
絶対に枯らしたくないという強いご要望でしたのでサクラの状態を見て、注意を払いながら切り口に薬の塗り、段階的に小さくする剪定を行いました。
隣家にさしかかった枝の下には、カーポートがあり、枝を落とすとカーポートが割れ、車も傷つけてしまうので養生をし剪定をしました。
2024年6月の追記です。
1度大量の剪定をすると桜の剪定はあまり行わない方が良いです。
下記の画像は2年ほど過ぎた桜の状態になります。
葉が芽吹き始め、次の剪定の準備ができてきてる状態です。
桜(サクラ)の剪定料金
高さ10m、枝幅6.0mの桜剪定
- サクラの剪定料金は113300円税込)
- ゴミ処分費で13,200円(税込)
合計126,500円ほどになりました。
桜(サクラ)の剪定についてのまとめ
サクラの剪定は枯れることが多いので難易度が高く、サクラがどれくらい元気な状態を良く観察し、どの程度切っても大丈夫か、剪定後の治癒力、治癒の速度を考え剪定していかなければならない。あまり素人の人に剪定をお勧めできる樹木ではない。