剪定をする理由はお客様によって様々ですよね。庭木を大きくして目隠しや大きいシンボルツリーにしたいと思っている方にはこの記事は全く関係がありません。

この記事を見ていただきたい方はこんな方です。

  • オオムラサキツツジを植えている方
  • オオムラサキツツジが大切な方
  • オオムラサキツツジが大きくなってしまった方
  • オオムラサキツツジを少しでも小さくしたいとお考えの方
  • オオムラサキツツジの花を咲かせたい方

以上のようなお悩みをお持ちの方に、お時間が許す限り読んで頂ければと思います。

オオムラサキツツジを最適な時期にお手入れ

本日はオオムラサキツツジが思っているより大きくなってしまったお客様の御見積にお伺いした時のお話と実際の作業例について書いていきます。

こんなに大きくなると思わなかった

この庭木は植えた当初は本当に小さくて、ここまで大きくなるとは思わなかったと実際に経験している方が多いのではないでしょうか?今回お伺いした2人の依頼主さんも同じようなことを言っていました。

庭に植えられている樹木は意外と大きくなります。低木類のオオムラサキツツジでもいい環境で育てば簡単に高さも幅も1mから2mくらいの大きさに育ちます。

※庭木の大きさについては「僅か3年で想像も付かない程に植木が大きくなってしまった庭木のお手入れ」この記事の「植木はどのくらいまで大きくなるのか」という項目に書いています。

オオムラサキツツジの太い枝を2年ほど放置していた

オオムラサキツツジのような低木類は、花壇などのような小さめのマス内に植えられていることが多く、大きくなると簡単にマスの外側にはみ出します。

はみ出たオオムラサキツツジは、人の歩く場所を妨害したり、自転車や車を止める時に障害になってしまうことが多いです。

お伺いしたご自宅も、自分で切っていたものの、枝がどんどん太くなり自分では手に負えなくなったそうでです。

大きくなった庭木は小さくできる(時期が重要)

各家庭で庭木の悩みは違いますが、庭木のご相談で一番多いのは「大きくなり過ぎた庭木うを小さく切ってほしい」ということです。

庭木は、人の思いをはるかに超えて成長しますが、庭木はお手入れで小さくすることができます。

庭木をばっさり切れる時期

きちんと小さくするためには庭木を切る時期が重要になりますが、これは木の種類によって違いますので、多少の知識が必要です。

またお手入れをしてもお花を咲かせたい、庭木の形をあまり変えたくないと、枯らせたくないと色々なご要望があると思います。

このお悩みもお手入れをする時期で補えることがほとんどです。

オオムラサキツツジを花を咲かせ小さくするお手入れできる時期

オオムラサキツツジは都内近郊ですと、4月から5月にかけてお花を咲かせます。

この開花時期を終えてすぐの頃、翌年の花芽に影響せず、剪定するのに最適な時期です。

実際に小さくした庭木のお手入れ作業例

ここからはオオムラサキツツジとを小さくした実際の作業例を動画や画像を添えてご紹介します。

大きくなったオムラサキツツジの実際の刈込事例

通路側に枝がせり出していたためオオムラサキツツジを5月末にばっさり切ることになりました。

下の画像はお手入れ前のオオムラサキツツジです。

before-cut-azalea

下の画像はお手入れ後のオオムラサキツツジです。

after-cut-azalea

オオムラサキツツジの花が咲き終わったあとに、太い枝はハサミやノコギリを使い、細かい枝は刈込鋏で形を整えながら葉が残らないほどお手入れの刈込をしました。

お手入れ前に、お客様も心配そうでしたが、ばっさり切っても、切る時期を間違えなければすぐに葉が出て、次の年には綺麗な花をまた咲かせます。と、以前切ったオオムラサキツツジの写真や動画を見ていただきご安心して頂きました。

違うご自宅のオオムラサキツツジの刈込

オオムラサキツツジを庭に植えている方は多いと思いますが、いつのまにか大きくなりすぎた方もいると思います。

下記の動画は作業内容をまとめたものです。セキュリティー強化のため、動画視聴の際はクリックやタップをすると動画を読み込むようになっていますので、お手数ですが2度クリックやタップをお願い致します。

動画のように一度これくらい小さくしても、お手入れ時期を間違えなければすぐにわさわさと葉っぱが生えてきます。

下の画像が梅雨後に元に戻ったでオオムラサキツツジす。

Sprout
動画の終わりは葉っぱがないように見えると思いますが2ヶ月後に元通りに葉が付きました。

お客様もこれから手の届く範囲まで小さくなったので、こまめに切って頂けることになりました。そして、また枝や幹が太くなったら呼んでもらうことになりました。

強剪定に耐えれる庭木

鋏でパチパチと切るような剪定は庭木の負担にはなりませんが、のこぎりで幹を切ったり、太い枝を切るようなお手入れは、やはり樹木の大きな負担になることを忘れてはいけません。

この負担を最小限にしてあげるのが適切な時期のお手入れになります。

また、日頃のお手入れ不足の庭木は害虫や病気になりがちです。この状態でのお手入れは普段のお手入れより樹木がさらに負担になります。

庭木は生きていることを忘れないでください。元気な庭木だからこそ適切な時期に小さく強剪定をすることができます。

まとめ

今回はオオムラサキツツジのお手入れに最適な時期について書いてきましたが如何でしたでしょうか?

最後にまとめます。

オオムラサキツツジに限らず庭木は大きくなろうとします。勢いのある大きい樹木は、記載してきた作業例のように時期をみて強く剪定をし、必要な枝を残し木全体を小さくできます。

大切な庭木を長く生かすためにも、定期的な剪定を行って頂きたいと思います。元気を庭木を維持し、適切な時期にお手入れしましょう。

この記事が皆様に安心感を与える一つの材料となれば幸いです。

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