こんにちは、沼山造園の沼山幸生です。
今回は、横浜市の気候や地形に適した低木をご紹介します。丘陵地や平地が入り混じる横浜では、植える場所の環境によって樹木の選び方も変わってきます。初心者の方でも育てやすい種類を中心に、庭木選びの参考にしていただければと思います。

横浜市の気候と地形

横浜市は温暖湿潤気候で、夏は高温多湿、冬は比較的温暖ですが時折寒波が訪れます。
年間を通じて降水量も多く、梅雨や台風シーズンには庭木の枝折れや倒木への注意が必要です。

地形の特徴は以下の通りです:

  • 平地:鶴見区や泉区、瀬谷区、横浜駅周辺など比較的フラットな地域。
  • 丘陵地:港南区、磯子区、戸塚区、青葉区など、住宅地や公園が多くある。
  • 山地・山沿い:緑区や港北区北西部など標高が高い地域。

このように平地と丘陵地が入り混じるため、植える場所の日当たりや水はけ、植木の根の張りを考慮することが大切です。


横浜市で剪定や手入れが必要な理由

  • 夏の湿気で病害虫が発生しやすい
  • 台風や強風で枝折れや倒木のリスクがある
  • 丘陵地では傾斜による水はけの良さ・悪さが極端になりやすい

そのため、定期的な剪定と場所に合った庭木選びが欠かせません。


横浜市におすすめの低木8選

1. アジサイ

紫陽花
  • 特徴:梅雨時に大輪の花を咲かせ、花色が土壌の酸度で変化。
  • 育て方:湿気を好むので、水切れに注意。半日陰に植えると元気に育ちます。
  • おすすめの場所:北側の庭や日陰がちな場所。

2. ローズマリー

ローズマリー
  • 特徴:常緑のハーブで、料理や香りも楽しめる。乾燥に強い。
  • 育て方:日当たり・水はけの良い場所が最適。過湿は苦手。
  • おすすめの場所:丘陵地の乾燥気味の庭や鉢植え。

3. エリカ

  • 特徴:小さなベル状の花が魅力。常緑で冬から春にかけて花を咲かせる種類も。
  • 育て方:酸性土壌を好むので、植え付け場所に注意。日当たりの良い場所に。
  • おすすめの場所:洋風の庭や花壇のアクセント。

4. アベリア

  • 特徴:夏から秋にかけて小花を咲かせ、かなり丈夫。
  • 育て方:日当たりと水はけの良い場所。剪定にも強い。
  • おすすめの場所:生垣や境界沿い。

5. ヒイラギナンテン

  • 特徴:冬から春に黄色い花を咲かせ、赤や紫の葉色も楽しめる。
  • 育て方:半日陰に強い。日陰の庭でも元気に育ちます。
  • おすすめの場所:日陰の庭や和風庭園。

6. プリペット(イボタノキ)

  • 特徴:常緑で生垣として人気。剪定に強く、形を整えやすい。
  • 育て方:日当たり・水はけの良い場所。刈込にも耐えます。
  • おすすめの場所:道路沿いや敷地の境界。

7. アオキ

  • 特徴:常緑で赤い実が映える。半日陰を好み、耐陰性が強い。
  • 育て方:日陰でも育つので建物の北側にも最適。乾燥に注意。
  • おすすめの場所:玄関脇や北側の庭。

8. ジンチョウゲ(沈丁花)

  • 特徴:早春に甘い香りの花を咲かせ、庭に季節感を添える。
  • 育て方:半日陰を好む。移植を嫌うので、植え場所は慎重に。
  • おすすめの場所:玄関先や通路沿い。香りを楽しめる場所に。

初心者におすすめの育てやすい低木

  • アジサイ:水やり管理がしやすく、花も楽しめる。
  • アベリア:丈夫で剪定にも強く、手間がかからない。
  • アオキ:日陰でも元気に育ち、初心者向け。

植木屋からのアドバイス

植える場所選び

庭木を植える際には、日当たりや風通し、土壌の状態をしっかり確認しましょう。

また、傾斜があるところでは土留めの設置をして改善することができます。

定期的な剪定

病害虫を防ぐだけでなく、風通しを良くなり倒木の危険性がグッと下がります。

水やり

植え付け直後は土が流れないようにこまめに水やりを行い根を定着させる必要があります。

支柱設置

傾斜の部分では支柱の添え木があると効果的


まとめ

横浜市は平地や丘陵地が混在するため、庭木選びには「日当たり・水はけ・土壌」を考慮することが大切です。
今回ご紹介した8種類の低木は、横浜の気候や地形に合いやすく、初心者の方でも育てやすいものです。

お庭の植栽やお手入れにお悩みがあれば、ぜひ沼山造園にご相談ください。
経験豊富な庭師が、お客様の環境に合った庭づくりをお手伝いします。

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