こんにちは、沼山造園の沼山幸生です。
今回は、横浜市の庭づくりに適した中高木の常緑樹をご紹介します。
常緑樹は1年を通して緑を楽しめ、目隠しやシンボルツリーとしても人気があります。横浜市の丘陵地や平地の環境に合わせた庭木選びの参考にしてください。


横浜市の気候・地形と常緑樹の相性

横浜市は温暖湿潤気候で、夏は高温多湿、冬は比較的温暖という特徴があります。
ただし台風や梅雨時の長雨があるため、庭木には強風や多湿に耐えられる性質が求められます。

また、横浜は平地・丘陵地・山地が混在するため、植える場所の日当たり・風通し・水はけを見極めることが大切です。


横浜市におすすめの常緑中高木9選

1. アラカシ(粗樫)

  • 特徴:常緑のドングリの木。強健で剪定にも強く、生垣にも利用されます。
  • 育て方:日当たり・半日陰どちらでも育ち、乾燥にも比較的強い。
  • おすすめの用途:生垣・目隠し・庭の境界。

2. シラカシ(白樫)

シラカシ
  • 特徴:葉が明るい緑色で、アラカシより上品な印象。成長が早い。
  • 育て方:日当たりが良い場所が最適。湿気にもある程度耐える。
  • おすすめの用途:シンボルツリー・生垣。

3. スダジイ(スダジイ樫)

  • 特徴:大きく育つ常緑樹。ドングリが実り、野鳥も訪れる。
  • 育て方:耐陰性・耐潮性が強く、沿岸部でも育ちやすい。
  • おすすめの用途:広い庭・公園の植栽。

4. タブノキ

  • 特徴:大きな丸い葉が特徴で、横浜の街路樹にも多く利用される。
  • 育て方:日当たりから半日陰まで対応。強風にも耐える。
  • おすすめの用途:シンボルツリー・街路樹的利用。

5. クスノキ(楠)

  • 特徴:防虫効果で知られる大木。大きく育つ生命力の強い木。
  • 育て方:日当たりが良く、水はけのよい場所を好む。強健。
  • おすすめの用途:広い庭・記念樹。

6. ヤブツバキ(藪椿)

  • 特徴:冬から春に赤い花を咲かせる。常緑で花木としても魅力。
  • 育て方:半日陰でも育ち、比較的手間がかからない。
  • おすすめの用途:和風庭園・日陰の庭。

7. サンゴジュ

  • 特徴:白い花と赤い実をつける常緑樹。強健で生垣にも使いやすい。
  • 育て方:排気ガスや潮風にも強い。丈夫で初心者にもおすすめ。
  • おすすめの用途:道路沿い・生垣。

8. モチノキ

  • 特徴:葉が厚くツヤがあり、赤い実が美しい。常緑で安定感のある木。
  • 育て方:日当たりが良い場所が理想。乾燥に注意。
  • おすすめの用途:シンボルツリー・玄関脇。

9. カナメモチ(ベニカナメ)

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  • 特徴:新芽が赤く美しい。刈込に強く、生垣として人気。
  • 育て方:日当たりを好み、排水性の良い場所で元気に育つ。
  • おすすめの用途:生垣・目隠し。

常緑樹を選ぶときのポイント

  1. 庭の広さに合った樹種を選ぶ
     クスノキやスダジイは広い庭向き。戸建ての庭ならアラカシ・シラカシ・モチノキなど中型種がおすすめ。
  2. 日当たり・風通しを考慮する
     半日陰ならヤブツバキやアオキ(低木)。日当たり良好ならカナメモチやアラカシが元気に育ちます。
  3. 手入れのしやすさを重視する
     刈込がしやすいカナメモチやサンゴジュは管理が楽。大木になる樹種は剪定の専門知識が必要です。

初心者におすすめの常緑中高木

  • カナメモチ:新芽が美しく、刈込で高さを調整できる。
  • サンゴジュ:丈夫で育てやすい。
  • モチノキ:樹形が整いやすく、シンボルツリーに適する。

まとめ

横浜市は丘陵地や平地が混在し、場所ごとに日当たりや水はけの条件が異なります。
常緑樹を選ぶときは、庭の広さ・日照条件・手入れのしやすさを考慮することが大切です。

今回ご紹介した9種類は、横浜の気候や環境に合いやすく、庭木や生垣としても活躍する常緑樹です。

お庭の植栽や管理についてお困りの際は、ぜひ沼山造園へご相談ください。
環境に合わせた最適な樹種選びからお手入れまで、丁寧にサポートいたします。

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