こんにちは、沼山造園の沼山幸生です。
前回は「横浜市に合う常緑樹」についてご紹介しましたが、今回は落葉樹をご紹介します。

落葉樹は冬に葉を落とすため、夏は日陰をつくり、冬は日差しを取り込むというメリットがあります。四季を感じられる美しい庭づくりには欠かせない存在です。


横浜市の気候と落葉樹の相性

横浜市は温暖湿潤気候で、夏は蒸し暑く冬は比較的温暖です。
ただし丘陵地も多いため、風の通り道や水はけの良し悪しが場所ごとに違います。

落葉樹は環境によって成長に差が出やすいので、庭の広さ・日照・土壌を考慮して選ぶことが重要です。


横浜市におすすめの落葉中高木

1. イロハモミジ

  • 特徴:秋の紅葉が美しく、日本庭園に欠かせない樹種。
  • 育て方:半日陰を好み、乾燥を嫌う。西日を避けると葉焼けしにくい。
  • おすすめ用途:シンボルツリー、和風庭園。

2. ヤマボウシ

  • 特徴:初夏に白い花、秋には赤い実と紅葉が楽しめる。
  • 育て方:日当たりから半日陰まで対応。比較的手間がかからない。
  • おすすめ用途:シンボルツリー、雑木風の庭。
  • 注意点:西日に弱いので西側の配置を抑える

3. エゴノキ

  • 特徴:春から初夏に小さな白い花を枝いっぱいに咲かせる。
  • 育て方:水はけの良い場所を好む。乾燥に弱いので夏場の水やりが大切。
  • おすすめ用途:玄関前、アプローチ沿い。
  • 注意点:西日に弱いので西側の配置を抑える

4. サルスベリ

  • 特徴:夏に華やかな花を長期間咲かせる。幹肌が美しく、冬も楽しめる。
  • 育て方:日当たりを好み、乾燥に強い。剪定で花数が増える。
  • おすすめ用途:洋風庭園、夏の彩り。

5. ハナミズキ

ハナミズキ
  • 特徴:春に花、秋に赤い実と紅葉を楽しめる。街路樹としても人気。
  • 育て方:日当たりを好むが、乾燥しすぎる場所は避ける。
  • おすすめ用途:洋風庭園、シンボルツリー。

6. ケヤキ

  • 特徴:成長が早く、大きな樹冠が美しい日本の代表的な落葉樹。
  • 育て方:日当たりと水はけの良い場所で元気に育つ。大木になるので広い庭向け。
  • おすすめ用途:広い敷地、公園的利用。

7. コナラ

  • 特徴:ドングリの木として親しまれる。雑木林の代表種。
  • 育て方:日当たりを好む。丈夫で雑木風の庭に最適。
  • おすすめ用途:雑木庭、自然風の植栽。

8. シダレザクラ

世田谷区上馬のシダレサクラの剪定事例前後
  • 特徴:春の花が見事で、しだれる枝姿が庭を華やかにする。
  • 育て方:日当たりと水はけの良い場所を好む。成長後は剪定が必要。
  • おすすめ用途:記念樹、春を楽しむ庭。

9. カツラ

  • 特徴:ハート形の葉が美しく、紅葉時期は甘い香りを放つ。
  • 育て方:日当たりを好むが、乾燥に弱い。水はけと保水のバランスが大切。
  • おすすめ用途:シンボルツリー、雑木庭。

落葉樹を選ぶときのポイント

  1. 四季の彩りを楽しむ
     紅葉・花・実など、季節ごとの変化を考えて選ぶと庭にリズムが生まれます。
  2. 庭の広さに合わせる
     ケヤキやコナラは大きく育つので広い庭向き。小規模な庭ならイロハモミジやエゴノキが適しています。
  3. 管理のしやすさ
     サルスベリやヤマボウシは比較的手間が少なく、初心者向きです。

初心者におすすめの落葉中高木

  • エゴノキ:病害虫に強く、育てやすい。
  • サルスベリ:花期が長く、夏の彩りに最適。
  • イロハモミジ:四季を感じやすく、人気のシンボルツリー。

まとめ

横浜市の庭づくりでは、常緑樹と落葉樹をバランスよく配置することで、
一年中楽しめる美しい庭になります。

落葉樹は季節の変化を感じさせるだけでなく、夏の木陰・冬の採光という実用的な効果もあります。

お庭の条件に合わせて適切な樹種を選びたい方は、ぜひ沼山造園にご相談ください。
専門的な視点から、横浜の気候や地形にぴったりの庭木選びをサポートいたします。

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