こんにちは。庭づくりや植木の管理を行っている沼山造園です。
今回はお庭の芝張り工事の事例をご紹介いたします。お庭に芝生を張ると見た目が美しくなるだけでなく、子どもやペットが遊べるスペースとして活用できるのも魅力です。実際の施工の流れや、施工前後の変化、料金の目安についてもお伝えします。


芝張りのご依頼内容

今回のお客様は、世田谷区にある戸建て住宅にお住まいのご家族からのご依頼でした。
「庭の一部を芝生にして、緑豊かにしたい」とのご希望です。

ご相談時には以下のようなお悩みがありました。

  • 土のままで雑草がすぐ生えてしまい管理が大変
  • 梅雨時期は泥で足元が悪く、外に出にくい
  • 見た目が少し寂しいので、緑を取り入れたい

こうした状況を踏まえ、天然芝を使って芝張りを行うことになりました。


芝張りの施工前の状態

施工前のお庭は土がむき出しで、雑草が所々に生えている状態でした。雨が降るとぬかるみになり、外に出にくいことがお客様の一番の悩みだったようです。
お子さまが遊ぶには少し危険で、またお庭の景観としても物足りなさを感じられていました。

写真は施工中の写真になります。施工前を撮り忘れてしまいました。


芝張りの施工内容

芝張りはただ芝を並べるだけではなく、土壌改良や下地作りがとても重要です。今回の作業工程は以下の通りです。

  1. 既存の雑草と土の整地
    まずは雑草や石を取り除き、地面を平らに整えました。土が硬く締まっていたため、耕して柔らかくし、水はけを良くするように調整しました。
  2. 目土と肥料のすき込み
    芝の根がしっかり張るように、目土と元肥をすき込みます。これにより初期の成長がスムーズになります。
  3. 芝の張り付け
    今回は「高麗芝」を使用しました。日本の気候に合っており、耐久性があるため家庭用に人気の芝です。芝を隙間なく並べ、レンガのようにずらして張る「市松張り」を採用しました。
  4. 目土入れと転圧
    張った芝の上から目土をかけ、ローラーで圧をかけて根が土に密着するようにしました。
  5. たっぷりの水やり
    最後に全体にしっかりと水を与え、初期の乾燥を防ぎました。

施工後の仕上がり

芝張り後のお庭は一面に緑が広がり、見違えるように明るくなりました。
お客様からは「お庭に出る時間が増えそう」と喜びのお声をいただきました。

特に、土のままだとどうしても雑草やぬかるみで管理が大変でしたが、芝を張ることで見た目も機能性も大きく改善されました。これから季節ごとに芝の色の変化も楽しめるお庭になります。


芝張りの料金目安

芝張り工事の料金は、使用する芝の種類や施工面積、下地の状態によって変わります。

今回の現場では、40㎡ほどのスペースに天然芝を張り、料金は 26万4千円 でした。
(※料金には処分費・整地・材料費・施工費を含みます)

天然芝は四季を感じられる自然の美しさが魅力で、人工芝はメンテナンスの手間が少ないという特徴があります。どちらを選ぶかは、お庭の使い方や管理のしやすさで決めると良いでしょう。


芝張り後のお手入れについて

芝張りをした後は、きれいな状態を維持するために定期的なお手入れが必要です。

  • 水やり:植え付け直後は毎日たっぷり水を与える
  • 芝刈り:伸びすぎないように定期的にカット
  • 肥料:春と秋に追肥をして生育を助ける
  • 除草:雑草が生えたら早めに取り除く

このひと手間で、芝生はぐんぐん育ち、美しい緑を長く楽しむことができます。


まとめ

今回は世田谷区のお客様宅で行った芝張りの事例をご紹介しました。

  • 芝張りでお庭が明るく、遊び場や憩いの場になる
  • 施工後のお手入れ(水やり・芝刈り・肥料)で美しさを維持

お庭に芝生を張ることで、見た目の美しさだけでなく、暮らしの楽しみ方が広がります。

もし「芝張りをしてみたいけど、どれくらい費用がかかるのか知りたい」「天然芝と人工芝の違いをもっと詳しく聞きたい」といったご要望がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。