今回は世田谷区で行われた、樹木の伐採、抜根と人口竹垣の設置(御簾垣)の事例となります。
ご依頼内容
木が倒れてしまい、抜いてほしいが抜いた後にお隣様との壁がなくなってしまうので、目隠しとして竹垣を設置してほしいとのことでした。
伐採と抜根の違いとは?
樹木を処分するには2つの種類があります伐採と抜根です。伐採と抜根で来年の景色が変わってきます。また金額も大きく変わってきます。
伐採とは
伐採とは、地面から見て上の部分。樹木の幹をチェンソーやのこぎりなどで切ることを伐採となります。
抜根とは
抜根とは、地面から見て下の部分。樹木の幹から下の根っこまでを抜き取ることを抜根といいます。抜根を依頼していただくと根っこだけを取ることはできませんので、伐採を含んだ作業になります。
伐採と抜根だと、どっちがいいの?
伐採の利点は、抜根より時間がかからず、お金も少しお安くなります。
抜根の利点は、根っこまで取り除くので来年、伐採だけで終わった木がまた養分を吸収し育つ可能性をゼロにしてくれます。また新しい木を植えることもできます。しかし伐採の金額に上乗せした金額になってしまうのが欠点ですね。
伐採:早く、金額を安く済ませたい。
抜根:綺麗に何もない状態にしてほしい。
伐採・抜根の作業事例
上記は伐採をした後の写真になります。
今回は抜根もしますので人が幹を持ちやすいようにわざと幹を少し残して伐採しております。実際は地面の際まで切ります。
抜根最中の写真になります。
写真を見ていただくと大きな根が張っていることが分かりますね。伐採だけだと新しい木を植えたり今回のように竹垣を設置するのは困難になるのが分かると思います。
抜根後の写真になります。
先ほどの大きな根っこを抜くことができました。この状態を抜根したといいます。
人工竹垣(御簾垣)の設置
抜根が終わり次第、人工竹垣の設置を行います。
人工竹垣とは
近年になってきて、竹垣には2種類の竹垣が出てきました。それは普通の竹垣と人工竹垣です。
普通の竹垣の問題として腐ってしまうため、樹脂で作られた腐らない人工の竹垣があります。本物の竹と質感は劣りますが、本物の竹を使うより、お財布に優しいものとなっています。
御簾垣とは
御簾垣(みすがき)とは、竹垣の形の一種です。そのほかにも大津垣や建仁寺垣などの形があり、種類は様々です。
人口竹垣の設置の作業事例
上記の写真は設置するための柱(親柱)を埋め込んでいる作業風景です。埋め込む長さは人によって様々ですが最低でも1/3は埋めたいところです。
柱を付けたら事前に用意していた人工竹垣を、先ほど埋めた柱にビスねじでくっ付けます。
設置し終わりました。お隣様との境界線として立派に役目を果たせると思います。
総合料金
- 伐採抜根費用 44,000円
- ごみ処分費用 12,000円
- 竹垣設置費用 165,000円
- 竹垣材料費用 95,150円
- 設置材料費用 16,500円
合計 332,650円となりました。
まとめ
今回は世田谷区で行われた、樹木の伐採、抜根と人工竹垣の設置(御簾垣)の事例となりました。
最近の人工竹垣は遠くで見ると見分けがつかないほどのクオリティがありますね。今回のも少し時間がたつと表面が寂び味わいある竹垣になると思います。
世田谷区にある沼山造園では、伐採、抜根、竹垣の設置なども無料で相談することができます。庭木などのお悩みがある方も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。