こんにちは。世田谷区の造園業者、沼山造園です。
本日は世田谷内のお客様から雑草が伸びて困ってるというご連絡があり、防草シートを敷くことになりましたのでその時の施工事例を記載していこうと思います。
普段は防草シートの上に砂利を敷きますが今回は砂利なしの防草シート敷くだけの事例になります。
今回の防草シート施工の目的
お客様はこれ以上雑草取りに大量の時間と体力も無くなってきて、労力を使えないとのことで、予算内で最大限に雑草を生やさないようにしました。
防草シートを敷くことが本当に雑草対策になるの?と聞かれることがありますが、雑草対策として防草シートの持続性、範囲ともに効果が高いです。
ということで、お客様には防草シートをオススメさせて頂きました。
雑草はどうやって生えるのか
雑草は風や水、動物などによって広がる種子、種から生え、適切な条件で発芽し根、茎、葉が成長します。
また多年草による、茎から伸び、地表に雑草が出る場合もあります。
適切な条件下とは一般的に、適切な温度、水分を含める土やチリ、光、酸素が含まれます。これらの要素は種子の外殻を溶かしたり、胚を活性化したりするために必要です。
防草シートとは
雑草が生えてくるのを防ぐシートです。
防草シートは雑草の発芽条件に必要な光と種子が土壌に落ちるのを防ぐことによって雑草が生えなくなります。また不透水性のシートもあり、これらは水も通さないので、より雑草が生えなくなるシートになります。
一般的な防草シート敷きの施工手順の詳細
防草シート敷くときは一般的に以下の手順で敷いていきます。
- 適切な防草シートを購入
- 下準備
- シートを敷く
- シートの同士重ねる
- シートの固定
- シート上部の清掃
- シートの上部にマルチング材の敷き詰め
詳しい適切な防草シートの敷き方は下記のボタンよりご覧ください。
今回行った実際の防草シート敷き
今回の防草シート敷きの手順は以下のような流れになります。
- 雑草を根から取る
- 整地
- シートを敷く
- 支障物にあたる箇所はカットしてシートを敷く
雑草を根から取る
雑草は根から取っておきます。一年草はともかく、多年草は防草シートの下でも茎だけ生き延びてしまうので蔓延らないようになるべく掘り出します。
下記の画像は雑草を抜く前の状態です。
プロに任せて頂くと下記のように綺麗に取り除くことができます。
シートを敷く土壌の凸凹を直す整地をする
シートを敷く土壌の凸凹をまっすぐな板やレーキ、ジョレン、熊手などを使い、整地します。
土壌がボコボコしているとシート敷いた後に次のようなデメリットがあります。
- 水が極端にたまる箇所にシートが触れ続けると劣化が早くなる
- 風が入り込むとめくれてしまう原因になる。
- 砂利を敷く場合は砂利の量が大幅に増える
- シートが上手く敷けない
- シート止めのピンや金具がうまくとまらないことがある
デメリット満載で、メリットが思い浮かばないほどです、メリットがある場合はコメントなどで教えて頂けると幸いです。
防草シートを敷く
土のでこぼこを綺麗に平らに整地し終えたら、購入している防草シートを敷いていきます。
防草シートを敷く時に気を付けることはケチらないということです。
防草シートを重ねる場所、防草シートの淵は余裕をもって広げて敷きましょう。足りない、短いということがあれば雑草はすぐに生えてきます。
下記の写真は半分だけ敷いた状態です。
支障物にあたる箇所はカットしてシートを敷く
防草シートを敷くときは支障物が多いものです。防草シートの支障物というのは建物やガス管、水道管や室外機、植物やタイルなど様々です。
今回はタイルと植物があったため、下記の画像のように切り抜いたりカットしたりして加工してシートを敷きました。
問題はこの加工部分や、シートの縁はどうしても雑草が生えてしまうという点です。シートは完璧に雑草を防ぐわけではないということをご理解していただけたら幸いです。
防草シートを敷いて8カ月後の状態
下記の画像は防草シートを敷いてから8カ月ほど経った状態です。
シートの真ん中の部分からは少しも雑草が出ていませんが、画像の奥の方にあるブロック塀と防草シートの縁から雑草がちらほら見えているかと思います。シートを敷いた後はこの縁だけはどうしても雑草取りをお願いしております。
今回使用した材料と道具のご紹介
今回の施工で使用した材料や道具は以下の物になります。
雑草取りに使った材料と道具
- 鎌
- 大きい塵とり
- ホウキ
- 熊手
- ゴミ袋
防草シート敷きに使った材料と道具
- レーキ
- カッター
- キッチンハサミ
- メジャー
- まっすぐな板
- 防草シート
- 防草シート固定ピン
また、防草シートを敷くときは一人で行うのはプロからしてもかなり大変です。風でシートがめくれたり、歪んだままシートを敷いてしまうことが多々あります。固定ピンを刺してシートを引っ張るとやぶれたりするので、やはり2人以上で行うのが雑草が生えなくなる方法の一つだと思います。
防草シートを敷いた後のメンテナンス
防草シートは敷いた後もメンテナンスが必要です。
今回のようにシートを敷いた後にマルチング材を敷かなければ防草シートの上に黄砂や土などが風や人の手によって積もる場合があり、この溜まった土の上に雑草は生えます。ですので、掃き掃除を定期的に行う必要があります。
別の防草シート施工方法や雑草対策
今回は防草シートを敷いた後に砂利をしかない方法で行いましたが、防草シートの上に砂利を敷く方法もあります。
下記の動画は実際に防草シートを敷いて、砂利を敷いた施工方法になります。
他にも雑草対策として防根シートを敷かず、雑草を抜いた後に、マルチング材を厚く敷くことで雑草を生やさないことになります。砂利だけでも可能ですが、どちらも5cm以上の厚さが必要です。
他にも状況によってはシートも砂利も敷けないような箇所があり、除草剤を散布する場合もあります。
防草シート敷きの料金
世田谷で行った防草シート敷きは面積が11平米で、砂利等のマルチング材は敷かない施工になりました。
今回の世田谷区内で行った防草シート施工料金は以下のようになりました。
- 雑草取り:9,600円
- 防草シート施工:50,300円
防草シート施工は合計金額は59,900円になりました。
防草シートを敷いたお客様の声
防草シートを敷いたお客様の声を頂いております。
長年雑草とりを行ってきましたが、体力の低下とともに雑草取りが大変苦痛になってきました。これで暑い時期に熱中症になりながら雑草取りをしなくてすみます。今回思い切って沼山さんに相談して良かったと思っています。本当にありがとうございました。
世田谷区のお客様より
防草シート施工-雑草が伸びすぎる箇所に防草シートを敷いてきました記事のまとめ
今回は世田谷区内で行った防草シートの施工について詳しく説明しました。防草シートは美しい庭や敷地を維持するために非常に効果的な方法です。下準備を行った後、適切な防草シート、地面にしっかりと敷いていきます。シートを固定し、必要に応じて重ね合わせます。防草シートの施工には注意が必要ですが、適切な手順で敷くと効果的な結果を得ることができます。
この記事を読んで、ちょっと自分で防草シートを敷くのができそうにないと思われた方は、造園屋さんに相談することがおすすめです。
この記事を書いた世田谷区にある沼山造園では、防草シート施工、砂利敷き、コンクリート土間打ちなどの雑草対策などお見積もりを無料で相談することができます。雑草のお悩みがある方も、気軽に利用されているので、この機会に是非一度相談してみてください。