台風24号の翌日。暴風雨による倒木被害状況と実際の対処事例

支柱作業

およそ1年前になりますが倒木について記事を書かせて頂いてまして、昨日は台風24号が暴風雨を引き連れ広範囲に被害が起きました。

翌日の朝は電話が鳴り止まず、やはり要件は「倒木」が起きたということでした。

倒木対処は即時対応が庭木を救う一歩になるので夜中から昼過ぎまでの対応になり、数件の作業を終え帰宅し、この記事を書くことにしました。

台風24号が過ぎ去った翌日、暴風雨による倒木と枝折れ被害状況

昨年は倒木対処の方法について「10月から11月の台風に注意。急な突風で樹木が倒れてしまった方へ」を書きましたが、昨年よりも連絡が多かった為、今回は実際の倒木対処の被害状況と作業例を含めて書いていきます。

昨年の記事は動画を載せていなかったので今年は動画を挿入していきます。この記事を読んで、倒木が起きた時に素早い判断や、2次被害を抑えることになればと思います。

本日連絡があった倒木被害状況

倒木の状態は様々で根元から折れたり、根っこごとひっくり返ったりと様々ですが、今回のご連絡は

  • 高さ6mのモチの木が庭で他の木に倒れかかっている
  • 高さ5mのシンボルツリーが道路に倒れた
  • 高さ3mのオリーブがウッドデッキに横たわってる
  • 3本のコニファーが根元から折れ、自宅に寄りかかってしまった

などの被害が世田谷区だけでなく目黒区、川崎市の方々からもご連絡を頂きました。

この倒木した庭木はどうなってしまう?

完全に倒木している木は放置すると徐々に弱っていき最後の場合は枯れます。実際に庭木が倒れた方に何度もお会いしているので大事な庭木が倒れたショックはお察しします。ですが、ショック受けてる場合ではありません。その木はまだ生きている可能性があります。

では、この倒木した庭木はこれからどういった作業が可能か、大きくわけて以下の3通りにわかれます。

  1. 倒れた、または折れた木を立て直しこれからも育てていく(倒木復旧)
  2. 根元から切る(根は残る)
  3. 根っこごと撤去してしまう

上記の内容で庭木の所有者さんは選択しなければいけません。詳しく説明していきます

倒れた、または折れた木を立て直しこれからも育てていく(倒木復旧)

これからも育てていくと選んだ方は”大至急”植木屋さんにご連絡しましょう。倒木や枝折れした庭木は1秒1秒枯れ木に近づいています。多少の水の貯えが樹木の中にありますが、それが尽きてしまうと枯れてしまうからです。

以前のような元気な姿に戻るかは損傷具合を見なければわかりません。人力か機械で立て直し、竹や丸太を使って元に戻してくれるかもしれませんが、枝を剪定しなければ立て直せない、完全に生き返るかは庭木次第、だいぶ木を小さくしなければならない、と様々な条件が出てきます。

根元から切る(根は残る)

根元から切ってしまう選んだ方は倒れてる場所が安全であれば、知り合いの植木屋さんに電話してお見積りしてもらいましょう。状況を説明し、伐採(ばっさい)をお願いしたいと言えば見に来てくれるはずです。台風直後は植木屋さんは忙しいので数件の植木屋さんを知っていると良いかもしれません。

根っこごと撤去してしまう

根っこごとから撤去する方は、根元から切るより作業と植木の処分費が高くなります。根っこの処理は処分場で割高になることが多いからです。

業者さんに頼むときの注意

いずれも植木屋さん、造園屋さんに来てもらうことになることが多いと思います。知り合いの植木屋さんにお願いするか、知り合いの業者さんがいない場合は、インターネットで良心的そうな業者さんや知人に紹介してもらい、必ず作業の前にお見積金額を出してもらい、作業中に金額の変動が発生した場合は了承を得てから作業をして貰うようにしましょう。

倒木の2次被害

倒木の2次被害に事故や怪我がつきものです。台風が通過してるときに出歩く人も減るので本当に稀ですが、ご自宅の枝が頭の上に落ちてきたという被害に出くわしたこともあります。

実際、今回の台風で高さ5mのシンボルツリーが道路に倒れ道を塞いでました。不幸中の幸いにも倒木が起きたのは夜中のことで、人に木があたる被害も電線に枝が触れる被害もありませんでした。

倒木だけでも手に負えないのに

  • 隣家の壁に穴が空いた
  • 車が倒木によってつぶれた
  • 枝が電線に引っかかった
  • 倒木時に人にぶつかっていた
  • 他の木に倒れかかって枝や幹を傷めている

という2次被害が起こっていませんか?または、まだ2次被害が起きていないだけかもしれません。強風で木が中途半端にぐらぐらしていませんか?これから倒れるかもしれません。どちらに倒れるのかは木の重さ、風の吹く方向、根の張りぐらいによって違います。

私は弁護士ではありませんので詳しい内容はわかりませんが、今まで2次被害の損害賠償請求責任は、日頃の庭木の管理を証明できない方が発生しているのが多いです。個人間で簡単に解決する問題ではないと思います。

2次被害が起きる前ならば「倒木対処をしてくれる業者さん」、2次被害が起きた後ならば「倒木対処の業者さんと弁護士さん」を探すことをオススメします。

去年も書いた「倒木」の被害は防げなかったのか?

今回の台風による倒木被害を見て感じたことは、雨含む風が異常に強かったという点でした。その中で倒木は防げなかったのか?と言われればそうでない庭木が多いと感じました。それは次の5つの理由です。

  1. 剪定不足
  2. お手入れの方法が原因
  3. 支柱の耐久力不足
  4. 植込のマスが小さい
  5. 除草剤を庭木の近くで散布していた

こちらも一つ一つご説明します。

剪定不足

基本的に庭木のお手入れである剪定をしていないのではなくちょっとしか枝を切らずに、大量の雨で葉が重くなり風をもろに受け、頭でっかちな庭木が倒れてしまう。

お手入れの方法に原因ある

お手入れをしているのにも関わらず、木が倒れるのは木が風の影響を受けやすいお手入れ方法しているからです。

この対象になるお手入れ方法が頻繁に行われているのは、カイズカイブキやコノテガシワなどの刈込剪定という葉や枝で壁を作っているような仕上げ方で、風をそのまま受けててしまいます。このような方法でお手入れをしても倒木しやすいので支柱などの別の対策が必要です。

支柱の耐久力不足

新規に植栽したものには支柱がしてあると思いますが、支柱の必要な庭木に支柱の太さが合っていなく耐久力がないので倒木していた。

植込のマスが小さい

狭い植込みマスの中に大きな樹木があり、根がはれず風に耐える力がなく倒木していた。

除草剤を散布していた

雑草の枯れ方から除草剤を最近使用したかお客様に尋ねたところ、庭木の周りにも除草剤を散布していて樹木が弱り倒木していました。

以上が被害にあわれた理由だと思います。

実際の倒木対処の作業例

上記の倒木被害に合われた方とご相談し、お見積金額を提示し金額等のご了承もいただけましたので実際作業をしてきました。

倒木復旧と根元から切る倒木対処の作業動画を撮れたので、実際の作業を見て作業の流れがより分かればと思います。

倒れたオリーブを起こして支柱で固定し復旧する

高さ3mのオリーブがウッドデッキの方に倒れていました。

お客様はオリーブを立て直して、元気に育てたいということでしたので剪定の許可を頂き復旧作業にすぐに取り掛かりました。

上記の動画の作業の流れは次の通りです。

植木自体を軽くし転びにくくするのと、根が傷んでいる可能性があり水の吸い上げ量が減るため、葉からの蒸散の量も減らさなければなりません。このため、葉の量を減らすために、剪定をおこないます。

次にオリーブを人力で立て、ロープで一時固定する。

オリーブの根に土がからむように固いもので地面に転圧をかけ、支柱を地面にさし、オリーブと固定して再度緩んでいる地面を入念に固める。

このように重たい枝を剪定をし、オリーブを立て支柱をしてぬかるんだ土壌を踏み固める作業をしていきます。

倒れた庭木を2次被害が無いように根元から切っていく

お伺いした時には倒木した庭木が隣の木に倒れかかってる状態でした。お客様とご相談し、この木は根元から切ると決断していただいたので作業に入ります。

現状より酷い被害にならないように枝や幹を切っていきます。

上記の動画の作業の流れは次の通りです。

負荷がかかっている箇所以外の枝を撤去し重さを軽くします。

次に負荷がかかっている箇所の枝を、寄りかかっている方の樹木に影響が出ないように切り、根が簡単に抜けたのでサービスで抜き作業を終了しました。

※こちらの木の周りには除草剤を撒いてたことがあったそうです。樹木全体が弱り枯れる原因になるので気を付けましょう

まとめ

ここまで倒木と枝折れ被害状況と、実際の対処事例を動画を添えて説明させて頂きましたが如何でしたでしょうか?

最後にまとめます。

台風24号の翌日。暴風雨による倒木被害状況

  1. 剪定不足
  2. お手入れの方法が原因
  3. 支柱の耐久力不足
  4. 植込のマスが小さい
  5. 除草剤を庭木の近くで散布していた

上記の5通りのような倒木原因でも下記の3通りの倒木対処がある

  1. 高さ6mのモチの木が庭で他の木に倒れかかっている倒木は根元から切れる
  2. 高さ3mのオリーブがウッドデッキに横たわってる木を倒木復旧できる
  3. 3本のコニファーが根元から折れ、自宅に寄りかかってしまった木を根っこごと撤去できる

倒木は解決策を選ぶことができ、実際の作業動画のように倒木対処ができる。

また2次被害が起きる前ならば「倒木対処をしてくれる業者さん」
2次被害が起きた後ならば「倒木対処の業者さんと弁護士さん」を探すことをオススメします。

家の庭木が倒れ、同じような悩みがある方がこの記事を読んで解決できればと思います。

突然起こった倒木という状況にどうしていいかわからない、助言が欲しい方、お電話頂ければお助けできるかもしれません。手遅れになる前にご連絡ください。

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