張るのは簡単、下準備で全てが変わる芝張り

地面の整形

これから芝を張って、家の中から眺めたり、芝の上で寝転んだりする芝ライフを楽しみたいと思っているかたに向けて芝を張るうえで何が大事かをお伝えできればと思います。

また、今回は高麗芝に限ってのご紹介になるので、他の芝はを張りたい方は別のサイトをご覧ください。

張るのは簡単、下準備で全てが変わる芝張り

正直、芝を張る自体の作業はとても簡単です。びっくりするくらい簡単です。購入した芝を地面にペタペタと並べていくだけなんですが、芝張りで失敗した。芝が上手く育たない。というコメントを頻繁に聞くのは何故でしょうか。

これは下準備が出来ていなく、芝が根付いていないことがほとんどです。芝張りはペタペタ張って終わりでなく、芝の根が土壌に根付いて初めて成功と言えます。

ですので下準備について下記の5つのポイントがありますので一つ一つご紹介致します。

  1. 芝を張る箇所の日当たり
  2. 水はけ
  3. 芝を張るタイミング
  4. 芝を張る下地の凹凸
  5. 石ころの有無

この下準備は芝張りを成功させるため、全ては芝を張った後に素早く土壌に根付かせる為と思ってください。 

芝を張る箇所の日当たり

まず一番大事な日当たりについてです。

芝は日当たりが良いところでは元気に育ちます。

日陰では細々と育ち最終的には他の植物に侵食されていきます。芝を張ってもなかなかその土壌に根付かない原因の一つになります。芝の葉が育つから根が伸びて土壌に根付きます。

ですので、これから芝を張ろうと思っている場所が、春先には日が当たるのか確認しなければいけません。

日が当たらないのであれば、当たる環境を作ってあげるか、芝の張ろうと計画している位置を変えましょう。

土壌の水はけ

水はけとは土壌の水がどれくらいの期間で浸透、または乾いていくかどうかです。

水はけは芝を育てていく上で重要なポイントの一つです。

理由としては芝生は日当たりの良いところで育つことは上述した通りですが、植物ですのでお水を必要とします。芝を張った後は毎日お水をあげることになりますが、お水をあげた後、土壌の水が乾いたときに芝は根っこを伸ばします。

芝の葉はこの根から生えてくるので水はけが悪く、いつまで経っても水が土壌に含まれる状態では芝の根も伸びず葉も育たないということです。

芝生を育てていくということは芝生の根と葉を育てていくという風にお考え下さい。ですので、芝を張りたいと思っている場所の水はけ具合を確認しましょう。

良くわからない方は芝を張ろうと思っている箇所全体に大量にお水を撒いてみましょう。水はけの良い土壌は水たまりはできず、大量に散布して水が2日ほどで乾くようになっています。

または、日当たりばつぐんなのに苔があれば水はけが悪いと言えます。

これができていれば芝を張れる土壌と言えます。できていない場合は10cm~20cmの土の入れ替えの土壌改良が必要になります。土壌改良については下の方に書いておきますので、土壌の水はけが悪い方はそちらをお読みください。

芝を張るタイミング

植物を植えるというのは適切な時期があります。芝を植えるのは3月中旬から梅雨に入るまでと思っています。秋にも植えれますが、根付くまでに芝は1カ月から2カ月ほど時間がかかるので、寒くなり太陽の出てる時間が短くなっていく時期に芝生を植えるのはあまりオススメできません。根付かないまま休眠時期を迎えてしまうこともあります。

ですので、最低でも梅雨の入る前に芝を張り終えるようにしましょう。本当ならば梅雨が入る2週間前までと思っています。これは芝を張り終えた後にお水を大量に必要としますが、太陽光も必要になります。梅雨に入ると日が出る時間が極端に減るので2週間くらいは天気が良い状態の時間を作ってあげなければいけません。

石ころの有無

芝を張る時には石が無いに越したことはありません。これは芝の根が伸びたときに石があると育たずないからです。手をグーにしたくらいの石は絶対にあってはいけません。大きさ的には親指くらいの大きさの石でも取り除いていきます。

土壌改良をする場合は水はけの良い砂を持ってくることになるので石ころは無くなります。

芝を張る地面のでこぼこを平らにする

土壌改良をしてもしなくても芝を張る前には地面を平らにします。この作業を「整地」と呼びます。

でこぼこな状態で芝を張ると芝と地面の間に空間ができ、芝の根が伸びたとしても空間しかなく根が水を吸えなかったり、へこんでいる部分は極端に水が溜まりやすくなります。水が溜まるところには苔ができやすので良いことなしです。

また整地は地面を平らにすることが目的ですが、芝を張る前の整地は全体的に高い所から低い所へと傾斜を作りながら整地していきます。これは水の流れる道を少しだけ作っている道路と同じで水たまりを作りにくくするためです。

4㎝も5㎝も高低差があると低い箇所に水が溜まりすぎて低地の芝がダメになり、逆に高いところは水はけが良すぎて育たないため傾斜の高低差は1㎝程で大丈夫です。

整地方法

整地には道具を使います。整地を上手く行う為の道具は以下の8つです。

  • レーキ
  • 長い板
  • スコップ
  • ジョレン
  • ヒモ
  • メジャー
  • バケツ
  • 一輪車

土を捨てる場合は軽トラックやダンプを使います。

整地の方法は全体的な高さを確認するために細いヒモを土の上に張り、まっすぐに張ります。このヒモが高さの基準になるのでヒモを張ったら作業が終わるまで一度も動かしません。

メジャーを地面にあてヒモとの高さを確認し、全体的な高低差を作っていきます。

細かなでこぼこを確認するために真っすぐな定規のような長い板を使います。地面に当てると空間がある場所が低くなっている部分です。

ジョレンを使って土を削っていき、細かな凹凸をレーキでひっかきながら調整していきます。大量の土を移動する場合はスコップを使ってバケツや一輪車に入れて移動させます。この時、石が出てきたら細かい石まで取ります。

土壌改良方法

土壌改良は水はけの悪い土壌を水はけの良い土壌に替える目的がありますので、水はけが悪い土を掘り起こし、排水性が高い土を入れていくことになります。

土壌改良をするときに使う道具

  • レーキ
  • 長い板
  • スコップ
  • ジョレン
  • ヒモ
  • メジャー
  • バケツ
  • 一輪車
  • カマ
  • ゴミ袋
  • 土を捨てにいく車

以上の道具は3㎡の芝を実際に張る際に土壌改良の作業で使った道具になります。

雑草をとる

まず初めに、雑草の混じった土を捨てると割高になるので芝生に変える範囲の土に生えてる雑草を取ります。

排水性の悪い地面を掘る

芝を張る範囲の土を掘っていきます。掘った土はバケツや一輪車という土を運ぶ道具に入れ土を捨てる車に積み捨てます。

3㎡ほどの芝地ならば深さ0.2mの土を掘るとして0.6㎥の土が出ることになります。これでダンプ半分ほどの土になります。

地面の整形

水の逃げ道が決まったところになると土壌内で水が溜まりやすくなり、芝生の育成に良くないので、掘り終わった地面の凹凸を無くす整地作業をしていきます。

整地方法は上述した通りになります。

2層から3層の土壌を作る

砂利の敷き均す

砂利を敷き詰める

水はけをよくするための第一段階で、砂利を傾斜に合わせて敷き均していきます。均した後はしっかりと踏みならし、地面と同じように凹凸がないようにします。

粗目の砂を敷き均す

粗い砂を敷く

水はけをよくするための第二段階です。粗目砂を傾斜に合わせ敷き均していきます。微調整は平らな木の板や小手を使っていきます。

山砂を敷き均す(保水性の確保)

山砂を敷く(保水性)

水はけが良すぎてもダメなので保水性も確保します。山砂は砂の中でも保水性に特化し、後の肥料の散布にも効果を表します。

山砂を敷き、コテなどで強く転圧をし、踏んでも簡単に崩れないようにします。

綺麗に均し水をかけ、水が浸みこみながら傾斜の低い所へと水が流れていけば成功です。

ここまで進めばほぼ作業の終盤です。

土壌に水あげ

芝を早く張りたいところですが、芝と山砂が隙間なく張り付くように山砂に大量の水をかけていきます。この時に水の出し方はシャワー状にしましょう。バケツなどで水をあげると綺麗に均した山砂が崩れる可能性があります。

また、この時に変に水が溜まるところが無いか確認します。見落としている僅かな穴や、傾斜になっていないなどがあれば、後々芝の育成に支障になります。

芝張り

下準備をしっかりしていると芝を張るのは簡単です。せっかく平にした箇所を踏まないようにして芝を並べていきます。

芝の並べ方はいくつかあります。

  • べた張り
  • 目地張り

違いも含めてご紹介します。

べた張り

この方法は芝を隙間なく並べていきます。一番芝の量が必要ですが一番早く芝が生えそろいます。

目地張り

目地張りは、べた張りの隙間をあけた張り方です。隙間には排水性の高い砂や土を敷き詰めていきます。

目地の空けたかは様々ですが全方向に1㎝ずつの隙間がある張り方が一番無難な張り方になります。

目地の部分に根が張るまで時間がかかるので、べた張りより芝が育つのが多少遅いです。

芝を張った後

芝に水をまんべんなく上げます。あげる時はシャワー状しましょう。バケツなどで水をあげると芝がずれたり目地の砂が流れたりします。

水をあげると目地の部分の砂が少し沈みます。これは目地の砂や土の入れ具合が甘いために起こります。沈んだ箇所に再度砂や土をいれ、水あげていき、沈まなくなるまでこれを繰り返します。

下準備を網羅した芝

今まで書いてきた下準備を全て網羅した芝が以下の画像になります。

1カ月経過の芝

これは芝を張って僅か1カ月の芝です。張り方は目地張りですが、目地の部分にも根が伸び芝の葉がでてきて、目地の箇所がわからないくらい育っています。

実際の芝張りの下準備から芝張りまでの作業例は「土壌改良と高麗芝の芝張りの作業例」に書いてあります。下準備から芝張りまでの動画も載せていますのでお時間がある方はご覧ください。

芝を張った後の育成方法については「芝を張って何年?高麗芝の育成方法」に記載しています。

まとめ

芝張りで失敗した、芝が上手く育たないという風にならないようにするためには下準備の芝を張る箇所の日当たり、水はけ、芝を張るタイミング、芝を張る下地の凹凸、石ころの有無、の5つのポイントを抑えれば芝が驚くほど綺麗に育ちます。

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