ご覧頂きありがとうございます。

本日はドウダンツツジのお手入れ時期についてご紹介しますが、人によってドウダンツツジの楽しみ方が違うと思いますので、今までお手入れしてきた中で、お客様から聞いたご要望を題材としてお手入れ時期をご紹介します。

また、題材にはドウダンツツジのことを少し知って頂く必要があるので、少しだけドウダンツツジについてのご紹介も致します。

この記事を見ればご自宅にあるドウダンツツジをどのように楽しみたいかでお手入れに最適な時期を知ることができます。

ドウダンツツジの最適なお手入れ時期はいつなのか

ドウダンツツジの生態

ドウダンツツジはツツジ科の落葉広葉樹として分類され、樹高は1.5~2mほどまで成長し、成長スピードはやや遅い。

※ドウダンツツジを植え、その年の冬、葉が全部落ちて枯れてしまったと思う方もいたので、安心してください。ドウダンツツジは葉っぱを冬に落とす樹木です。

4月から5月ごろまでつぼ型の白い花を吊り下げ、秋には紅葉する。

太陽光を好み積雪にも強く、寒さにもだいぶ強く、萌芽力が強いこともあり、刈込のお手入れに向いていて庭木として重宝されている。

ドウダンツツジの用途

ドウダンツツジは刈込に向いてることから仕立物に使われることが多く、特に玉ものが向いている。

eEnkianthus-perulatus

まだ生態のところにも書いていましたが、紅葉を楽しめるでご自宅のお庭や会社のエントランス付近を飾り、マンション等に植えられることが多い。

他には4月ごろから出る新葉も楽しむことができる。新葉が出る前につぼ型の白やピンクよりの花を垂れ下げて咲かすので花を楽しむ方も多い。

落葉樹であることから萌芽力が強いが生垣に使われることは少ない。

ドウダンツツジのお手入れ時期

用途をご説明しましたので、用途別にお手入れ時期を書いていきます。

ドウダンツツジの紅葉が見たい方のお手入れ時期

見事な紅葉が見たいかたは落葉後にお手入れをすればドウダンツツジの葉に支障なくお手入れできます。

またお手入れ時期の重要ですが、ドウダンツツジは太陽光を浴びないと紅葉しにくいので植えている箇所も大事です。

ドウダンツツジの新葉が見たい方のお手入れ時期

新葉を綺麗に形よく芽吹かすのであれば落葉でお手入れしてあげると形も綺麗に仕上げることができ、春には葉が茂ってきます。

葉をたくさんつけたい方は窒素成分が多い肥料を与えると葉が多くなります。

ドウダンツツジのお花が見たい方のお手入れ時期

ドウダンツツジは夏場に花芽つけはじめるので花が終わった直後にお手入れするのが最適です。関東では花後から7月までにお手入れするのがいいでしょう。

また、この時期にお手入れをしても梅雨明け後にぐんと伸びる枝があるので落葉後にぐんと伸びた枝だけ根元から切ってしまうこともできます。

ドウダンツツジは窒素が土壌に多くなると葉がでることが多いのでリン酸、カリウムを多く散布してください。

ドウダンツツジを仕立物として植えているかたのお手入れ時期

ドウダンツツジはとても強い樹木なので、お手入れ時期は正直いつでもかまいません。ちょっとやそっとで枯れることはありません。

ドウダンツツジの用途を全部取り入れたい

ドウダンツツジのお花も新葉も紅葉も全て楽しむためには日当たりが良い箇所に植え、お花後から7月までにお手入れをして、冬に伸びすぎた枝だけを剪定してあげると全て楽しむことができます。

またお花後に化成肥料を地面にぱらぱらとあげ、冬場に即効性の液肥をあげると花も良く咲き、枝も良く伸び元気になります。

これでも希望してる通りにならない方は基本的に植木を育てる上で重要な要素が足りてないのかもしれません。基本的な要素については「元気な庭木になる3つの育て方と誤解されやすい2つの育成方法」に書いてますのでぜひ読んでみてください。

まとめ

ドウダンツツジは様々な用途して植えられ庭木として重宝されている。

お花、新葉、紅葉も全て楽しむことができ、用途によってお手入れする時期が違う。

contact